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10年後の働き方を考えたことはあるか?

このnoteは、特別なスキルや資格を持たない「普通の公務員」が、日々の業務で奮闘する経験談です。平凡な職員がもがく試行錯誤の記録として、気軽にお読みください。



10年後の働き方は変化しているか

さて、地方公共団体にお勤めの皆さまは10年後、どのように働いているかを考えたことはありますか?
どこの課にいるかは神のみぞ知るところですが、役職はたぶん上がっており、問題はその仕事の仕方です。

LGWAN環境に接続されたWindows端末でOfficeや各種システムを操作し、適宜紙資料を印刷して展開、追記等してまたOfficeを操作し…
αモデルの自治体がまだまだ多い現在、こんな感じが一番多いんだとは思いますが、10年後も多くは同じ働き方をしているのでは?とつい考えてしまいます。もちろん弊社も他人事ではありません。

全国的に人口減少・少子高齢化が進む中で、それに比例して職員の数も減っていくが、仕事の量は比例しては減らない。むしろ、一人あたりの業務量で見れば増えてしまう可能性も大いにある。
いや、実はもう既にそうなっているかもしれないけど、日々の変化は小さくて気づかず、気づいたときには時すでに遅し、なのかもしれません。恐ろしいですね。

とすると、今のうちから働き方を変えていく必要があるのではないでしょうか。毎日の業務に疑問を持ち、変えていくことが求められています。

未来を見据えて働き方を考えてみる研修を実施

ということで、先週の月曜と火曜に外部の方をお招きして、若手の職員を集めて、
10年後の理想の自治体像を描く「ビジョン研修」と、今起こっている困りごとを洗い出し、働き方を変えるヒントを見つける「ミライの働き方ワークショップ」を実施しました。

普段、弊係が研修や勉強会を行うときは自由参加としているのですが、今回は各課から勤続15年以下の係長級以下を必ず一人以上出して、とお願いして開催しました。
実は、8月に一度少人数で実施してみたところ、これがとても面白くて。
「これはぜひ、これからを担う若手職員に受講してほしい!」と私自身が感じて2回目の開催としたのです。

自ら進んで意見を出すのが苦手な人が多く、ワークショップをやってもあまり盛り上がらないことが多いのですが(どこも共通?)、今回は結構盛り上がったと思います。

研修の写真を撮り忘れたので資料の抜粋でご勘弁

初日はビジョン研修ということで、10年後の理想の町・理想の役場を考えてもらい、それに向けて3年後、5年後、10年後に何をしていくか、を班ごとに意見を出し合ってもらいました。

そして、2日目はもっと自分たちの業務に落とし込んで、実業務で困っていることを出し合って、業務フローチャートを作成、解決方法について話し合いました。

それをファシリテーターの立場で聞いていて思ったのは、みんな必ず不満や困りごとを持っているんですね。現状で満足している人は一人もいない。
ただ、それでも業務は回っているので、毎日忙しいので、真面目なので、改善してラクをするというところになかなか行かないと。
分かったというよりは確信が持てました。やっぱりそうだったか、と。

「楽をする」は「サボる」ではない。名言です。

参加した若い職員の皆から出た「困りごと」は明日から早速実行できそうなものばかり。ぜひ、これをチャンスと捉えて動き出してほしいと切に願います。

やりっぱなしではない今回の研修

でも毎日忙しいので、願ってばかりではたぶん動かないのは経験済。
なので、今回は次の手も打ってあるのです!(やるぜ!!よっ、策士!!

で、ワークショップの終了翌日、講師も務めた事業者さんに一日役場にいてもらい、「業務困りごと相談会」を実施しました。
熱が上がっている職員もいるはずなので、その熱意を持ったまま相談会にも来てくれるはず!

研修には16名ほど参加してくれた中、3名の方が相談に来てくれました。(ゼロじゃなくて良かった…

細かくは省略しますが、

  • 電話での申込業務を効率化したい(対象が高齢者なので無くすことはできないのが難しいところ。

  • 某業務が非常に煩雑でなんとか少しでもラクしたい

  • 外部の方も参加している任意団体の体制をしっかり確立させたい

  • NotebookLMの使い方を知りたい

といった相談があり、NotebookLM以外は伴走支援していただけることになりました。NotebookLMはその場でいろいろと使い方を伝授しました。

困りごと相談会は12月末まで週1回実施します。どれか一つでも改善成果として残せるといいな〜と思います。

これまでのDX推進は我々デジタル担当が主となって進めていましたが、我々はサポートに徹して各部署の職員がそれぞれの意志で動いてもらうのが本来の形だと思っています。
今回の研修がそういう取組のスタートになればいいなと思います。

まとめ:主役は「現場」。「情シス」は伴走者。

私たちデジタル担当(情シス担当)ができるのは、結局のところ「きっかけ作り」と「環境整備」までなのだと思います。理想的には。

実際に業務を変え、働き方を変える主役は、日々その業務と格闘している各課の職員の皆さんです。

これまでは全庁的に使えるGoogleWorkspaceを始めとするツールを導入してそこから働き方を変えようと動いていましたが、それだけでは、現場毎の問題を各々が洗い出して解決するというところまではなかなか辿り着きません。やれるんなら既にやってます、っていう感じで。

今回の研修参加者16名のうち、相談に来てくれた「3名」という数字。 これを「少ない」と見るか、「大きな一歩」と見るか。

私は、組織全体で見ればこれは「とても大きな一歩」だと信じています。

「どうせ変わらない」「忙しくて無理」と諦める前に、まずは隣の席の同僚と「この業務、何とかならないかね?」と話してみる。それ以前に、普段何気なくやっている仕事のやり方にも疑問を持ち、変えてみようとする。

今回の研修は、その「小さな声」を拾い上げる仕掛けでした。

皆さんの職場でも、そんな「小さな声」がDXの本当のスタートラインになるのではないでしょうか。
本当はそんな意識を最初から持っている職場であることが理想ですが、現実はそうじゃないので、草の根で少しづつ変革を起こしていく必要があると考えて、明日からも行動し続けます。

それでは今回はこの辺で。

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