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「反復」の力はハンパない。

「反復」の力が私たちに与える影響はハンパない。だから大事なことは繰り返し主張しよう。

ということをこの記事で伝えたい。




「どうしたら読者に主張が伝わるか?」

うーん、永遠の課題である。

プロでもアマでも文章を書く人間なら、読者に対して自分の主張を効果的に伝えたいと願うものである。

どうしたら筆者の主張が伝わるのかをネットで調べたり、本を読んだりすると「結論から書きましょう」「三段論法で書きましょう」「PREP法を使って、結論→理由→具体例→要点の順で書きましょう」みたいなことが書いてあって、そのどれもが確かに正しいと思われる。


文章の書き方/骨組みはたしかに
・結論から書いて
・三段論法で書いて
・結論→理由→具体例→要点で書く

これらを用いれば効果的に主張を伝えられると思う。だがしかし、スパイスが足りない。スパイスが足りない。


上記の手法がカレーライスなら、結論から書くことはお米であり、三段論法で書くことはカレールーであり、PREP法はお肉や野菜である。つまりはカレーにとって、文章にとって、それらは必要不可欠なものだ。


ただ、オリジナル感を出そうとするならスパイスがさらに必要になってくる。ピリリとしたスパイスなのか、アジアを感じるスパイスなのかは分からない。が、スパイスは必要だろう。

今日は読者に効果的に主張を伝えるための「スパイスの加え方」について書こうと思う。ちなみに私はめっちゃアマチュアだよ。





文章におけるスパイスの加え方、結論は
「大事なことは繰り返し主張しよう」である。


なぜなら「反復」の力が
私たちの脳に与える影響はハンパないからだ。


高校時代の勉強の仕方を思い出してほしい。

「予習→授業→復習」をしなさいと言われたでしょう。当時の私は「復習」がなぜ重要なのか分からなかった。授業を受ければそれでいいじゃん、と思って「復習」を軽んじていた。あの頃「復習」の重要性を科学的に解説してくれる先生がいたとしたら、全員が北海道大学くらいには進学していたんじゃないかと思うくらいだ。

「復習」とは言い換えれば「反復」であり「繰り返し」である。なぜ復習が重要かと言えば、学んだことが脳にこびりつくからである。




「反復」の力が私たちの脳に与える影響はハンパない。だから大事なことは繰り返し主張しよう。たとえそれが文章でも。




筋トレだってそうだ。

筋肉をつけるためにはどうすればいいのか?今から1ヶ月後に体重を8kg落とすためにはどうすればいいのか?

筋トレをしよう。

1日だけ?

ちがう。

出来るだけ毎日。
毎日、メニューを変えて身体の各部位に負荷をかけて、来る日も来る日も目標体重を見据えてトレーニングに励む。



どんなに簡単な筋トレグッズを買ったって、たいてい書いてあるのは「1日たった7分!これであなたも30日後には美ボディに!」。

30日続けなければならないのである。
30日反復し続けなければならないのだ。


「反復」は私たちの身体にも影響を与える。身体にすら反復が有効なのだから、いわんや脳をや、である。


文章にも同じことが言える。




「反復」の力が私たちの脳に与える影響はハンパない。だから大事なことは繰り返し主張しよう。たとえそれが文章でも。



みなさんはONE PIECEをお読みだろうか?もはや説明不要の漫画であるが、主人公のルフィは「海賊王」になることを目標にしている(※いや「夢の果て」があるよという熱心な読者からの指摘は一旦隅に置く)。


「ねぇ、ルフィって何になりたくて冒険してるんだっけ?」

こんな質問をONE PIECE読者にしたら、100%「いやいや海賊王でしょ」とふざけんなとばかりに食い気味でこう言われる。


ルフィが海賊王になりたいことは、読者はみんな知っている。しかし、私たちはなぜルフィが海賊王になりたいことを知っているのか?



ルフィが何回も言うからだ。
すなわち「海賊王に俺はなる!」である。

ちょっとテクニカルなことを書いておくと、この表現、倒置法でしょ(たぶん)。普通は「俺は海賊王になる!」じゃないですか。そこをあえて「海賊王に俺はなる!」って言わせるあたり、尾田栄一郎氏のテクニック、ギミックめいたものを感じる。


ルフィはことあるごとに「海賊王に俺はなる!」って言うんですよ。第一話のラストでまず言うし、ゾロと出会った時も言うし、バギーを倒しても、クロを倒しても、もう寝ても覚めても「海賊王、海賊王、海賊王、海賊王」って、もはや「海賊王」ってなんなのさ、と思っちゃうくらいあいつは言う。

私がルフィの隣にいたとしたら「ルフィ、もうええて」と言っちゃいそうだ。ルフィはそれでもきっと「うるせー!海賊王!」と言ってきそう。


ルフィが作中で何回「海賊王」になりたいと言っているかをカウントしたサイトがあって、そこによると、


1000話までで40シーンらしい。
25話に1回言ってる計算になる。
25話に1回ということは、およそ2巻に1回言ってることになる。言い過ぎだよルフィ。


でも、それだけ繰り返しルフィが言ってるからこそ、私たちの脳内には「あぁルフィは海賊王になりたいんだな」と刷り込まれているわけである。

多分、尾田栄一郎氏はここすらもミスリードに使っている気配がする。ルフィの目標はたしかに「海賊王」であるが、おそらく目的が別にある。いつそれが明かされるのか楽しみだよね。

お分かりの通り、ONE PIECEにも反復の持つ魔力が隠れている。尾田栄一郎氏は反復が持つ脳への影響力を知っているのだ。




「反復」の力が私たちの脳に与える影響はハンパない。だから大事なことは繰り返し主張しよう。たとえそれが文章でも。



繰り返し伝える、という力はマジでやばい。
くどいくらいに繰り返すと主張は伝わる。
文章でも口頭でもなんでも。くどいくらいに。





「今から話すことは大事なことだから、
 1回しか言いませんよ」

と言う先生がいるらしい。


私の人生においてはそんな先生はいなかったような気がするが、でもどこかで聞いたことがある。


「今から話すことは大事なことだから、
 1回しか言いませんよ」



私は思う。




なぜだ!
なぜ大事なことなのに1回しか言わないんだ!


こういうことを言う先生は「反復」の力を知らない。きっと筋トレしてないからお腹も出てるし、ONE PIECEも読んでいない。

「海賊王?ふーん」って。
絶対そうだって。


「今から話すことは大事なことだから、
 1回しか言いませんよ」


全国の先生たちに伝えたい。
子どもたちにこう言って、マウントを取るな。


正しく言うならこうだ。



「今から話すことは大事なことだから、
 君たちが卒業するまでに3000回言うよ」




「反復」の力が私たちの脳に与える影響はハンパないんです。だから大事なことは繰り返し主張してください。たとえ文章でも同じです。子どもでも大人でも同じです。




最後に、この「反復」を効果的に用いた有名なプレゼンテーションを紹介して終わろうと思う。反復によって話し手の主張が綺麗に伝わってくるプレゼンである。


以前どこかの記事で紹介した、
サイモン・シネック氏の代表的なプレゼン。


このプレゼン中、サイモン・シネック氏は繰り返し繰り返し、以下のセリフを反復する。

People don’t buy what you do; 
they buy why you do it.

(人はあなたが「する」ことにお金を出すわけではなく、あなたが「なぜ」それをするかにお金を出すのです)

「本当か?」と思う方は是非見てみてほしい。
プレゼンの内容も素晴らしいが、
その話し方も素晴らしい。

ご覧くださればきっと分かる。
サイモン・シネック氏は何度も何度も”People don’t buy what you do; they buy why you do it.”というセリフを放つ。何度も何度も。何度も何度も。



「反復」「繰り返し」の力を軽んじてはならない。







さて、いま一度、
この記事読んでくださった方々に質問したい。

この記事で私が主張したかったことは
なんだろうか?


パッと私の主張が脳内に浮かんだなら、この記事の目的は、すっきり果たされたことになりますなぁ(ニッコリ)。








〈あとがき〉
ただのアマチュアがそれっぽいことを書くのってダサい気がするんですが、私の経験則をまとめるためにも書きました。紹介したサイモン・シネック氏のプレゼンは学生時代から大好きで、英語で暗誦できるほど聴き込みました。「反復がなぜ大事なのか」を教えてくれる大人に会いたかったな、と思う人生です。最後までお読みいただきありがとうございました。





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