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「まなざし」の総括

本年度の授業日数も、
残すところあと35日程度。
卒業していく小学6年生や中学3年生なら、さらに残る登校日はわずかです。

各小・中学校は、ここから、いわゆる「年度じまい」「年度総括」に臨みます。
学年じまいや学級じまいの準備をすすめたり、校務分掌ごとに本年度の総括をしたり、校内研究のまとめをしたり、あわただしくされていることでしょう。
また、「しまう」だけでなく、「春」になったらやってくる新入生やその保護者を対象とした入学説明会を開催する学校もありますね。管理職の方なら、来年度の人事構想を本格的に練り始めているかもしれません。

あわただしい。

そんな折ですが、
ぜひ問いかけてほしいひとつのことがあります。

学校生活の中で、
「この子ら、力をつけたなぁ」と実感したのは、子らのどんな姿?

できれば、全教職員でそれぞれの実感を交流・共有したいものです。

この子ら、力をつけたなぁ

それは、
小テストの正答数が増えた姿でしょうか。
教室で子らを叱らずにすんだ回数でしょうか。
指導者が問い返したときの子らの目の輝きでしょうか。
授業中に鉛筆がカリカリと動き出すようになった姿でしょうか。
給食の準備やそうじの時間の協力の姿でしょうか。
教室の仲間の意見に少し長く耳を傾けられるようになり、教室に心地いい沈黙が生まれた瞬間でしょうか。

一人ひとりの指導者がとらえた子らの小さな変容や小さな兆しを忌憚(きたん)なく言語化して同僚間で循環させてみる。この時期だからこそ、そんな時間をつくりたい。学年団ごとでもいい。全職員でもいい。

そして、
そのあと、参会の皆で「吟味」に入ります。
ここからが、大事。

今、交流したそれらは、本校が学校目標に掲げている『めざす児童像』『めざす生徒像』をとらえたものであるか?

この吟味によって、
この学校の指導者として、子らにむけるまなざしは確かだったか」を一人ひとりが問い直すことになるでしょう。
また、
私の指導は、真の力点をとらえた指導となっていたか」についても、深く内省することになるでしょう。

見るべきものを見てきたか。
やるべきことに組み合ったか。

一人ひとりの指導者の
「まなざし」の総括なのです。