連載「菌活ボーイがゆく」【57】キジトラ流奥義「奏」
発酵の世界にハマるきっかけは、いつも小さなひと匙から🥄✨
こうじの魅力にはまった猫サラリーミャンの菌活実践記です。
育て上げた醤油こうじを食べてしまうのが心苦しくて」の心境で菌との触れ合いの日々を送る。
さっちー師匠ににゃんだかんだ巻き込まれながら菌友づくりに励む。
文/菌活ボーイ
イラスト/ちぐ

知り合いからキュウリをいっぱいもらったので、朝夕1本ずつかじっている。
左手にキュウリ。右手に醬油こうじのボトル。
目の前は、新緑まぶしい夏の庭。ワイルドだ。
こうじをつけてかじる。
ポリッ。コリッ。
小気味の良い音がする。
ひと口ごとに、ポトリとたらす。
コリッ。ポリッ。
こうじとキュウリのハーモニー。
ポリッ。コリッ。
ん?
ドレミの音がしたような。
意識してかじってみる。
ポリッ(ド)。カリッ(レ)。パリリッ。
できた~!
やっぱりドレミの音がした。
キュウリをもう1本。
そして、また1本。
あごが疲れるまで練習した。
ド(ポリッ) レ(カリッ)♪ ミ(パリリッ)♫
ファ、ソラ、シ♬、ド~♪
キジトラ流菌道に新奥義が誕生しそうな予感。
この夏は野菜でメロディーを奏でて、さっちー師匠を驚かすのだ。
(続く)
