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「紀々サロン」に込めた想い

 「紀々さんに会ってもらいたい人がいます」
 そう言ってもらうたびに、思っていたことがありました。

 「そんな方に、出会ってもらえる場をつくれたら」と。

 ライブなど単発のイベントだと、どうしても日程が限られてしまい、なかなかゆっくりお話もできず、もどかしさを感じていました。

 少し話すだけで。
 少しいつもの忙しさを手放すだけで。
 少し自分と向き合うだけで。
 少し深呼吸して立ち止まるだけで。
 少しホッとできるだけで。
 少し笑えるだけで。

 それだけで、転機の風穴があくことがある。

 これは、これまでお会いしたみなさんに教えてもらったのでした。

 だから「少し」の機会をなるべくたくさん作れたらと、ずっと思っていました。

 「少し」必要なものが何なのかは、人それぞれ。
 音楽なのか、おしゃべりなのか、静けさなのか、一人の時間なのか…。

 個別にパーフェクトにお届けすることは難しいけれど、「少し」ならきっとできるのではと思い生まれたのが「紀々サロン」という形です。

 「少し」のもつ力に向き合ってみたいと思います。

 あした、転機になぁれ!
 久しぶりに、この言葉も登場です。

 出会ってくれて、出会わせてくれて、ありがとう。 

 カバー写真 (c)2026 Norio Kurohara