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坊主女子の理想と現実。長年の「やってみたい」を叶えてみた。

女性の丸刈り。それは未知の世界。振り返らざるをえない存在。

「坊主にしてみようかな〜」と思ったこと、ありますか?私は年に一回くらい、そんな思いがよぎってました。

最近はショートヘアが流行ってるようですね。坊主女子というか女性のバズカットも市民権を得てきているように感じます。坊主な芸能人もけっこう目にします。有名どころで挙げると、デミ・ムーア(ちょっと古い?)とかナタリー・ポートマンとか。

ただ、坊主にする女性が増えてきたとはいえ、実際に見かけるとやっぱり目をひきますよね。なぜ?って思っちゃいませんか。それくらいインパクトのある髪型。

時は2021年9月、オーストラリアは各地で何度目かのロックダウン中。自由に外を出歩けないご時世。突拍子もないことをやってみたくなるってもんです。

このnoteは、肩まであった髪の毛を全部剃って坊主になってみた、アラフォー女子のココロとカラダの変化の記録。なれるか、和風ポートマン⁉︎

ビフォー。


準備したもの

  • バリカン ←夫の私物

  • 切れ味のいいハサミ

  • 新聞紙 ←床に敷き詰めます

  • チャレンジ精神(少々)

以上!


決意までの道のり

数年越しのプロジェクトだったので、いろんな人にどう思う?と聞いていた記憶があります。以下、(かっこ)内は心の声です。

①「坊主にしてみたいんだけど」と夫に言ってみる。
「いいんじゃない?」の反応をもらう。
(でもな〜。うちの夫は普通じゃないしなー)←かなり失礼。笑
  ⬇︎
②友達に言ってみる。
ビックリされるけど、そんなに悪いリアクションは返ってこない。
(お⁉︎意外と反応いい?やっても大丈夫かな?)←友達に何か言われるからどうこうではないけれど、やっぱり気になる乙女心。
  ⬇︎
③実際に坊主にした知り合い(女性)に話を聞く。
(意外と簡単そう?本当にやっちゃう?あー、でも彼女はオーストラリア人だし、坊主にしてもかっこよく収まるよね〜。アジア人顔だとどうなんだろう)
  ⬇︎
④日本人で坊主にした人をググってみる。
(うーん、そんなに悪くないけど、やっぱり芸能人みたいに美人じゃないと映えないかなぁ。「After」がうまく想像できないなぁ)

※最初に思い立ってから、ここまでで3年ほど経過。
  ⬇︎
⑤2021年9月某日。ロックダウン中。
オンラインピラティスのレッスン中にに先生に話してみる。「あー、最近バズカットしてる人多いらしいね。いいんじゃない?やっちゃいなよー」と発破をかけられる。
(よし!やっちゃえ!どうせ外に出ないし、美容院にも行けないし。伸び放題だし、汗かいて鬱陶しいし。)
  ⬇︎
バリカンを手に洗面台へ。


いよいよ、運命の日

ハサミを手に持って数分。深呼吸。スーハー、スーハー。

よし!と気合を入れて髪にハサミを入れる。

ザクリ。

パラパラと新聞紙に落ちる髪の毛。とりあえず何も考えずにどんどん切っていきます。

数分後、散切り頭になったところで、さあ、いよいよ主役の登場です。

意外と大きい音が出る

スイッチを入れると、ジーーーっという音と共にバリカンが動き出す。若干震えながら、それを頭に。

バリバリバリッ!

ああ、、、やってしまった。

短いツンツンしたところが異様に目立つ、自分の頭。ここでようやく後悔の念が襲ってきました。でも、もう引き返せません。

後はひたすら短くするだけです。ヤケクソ気味にバリカンを入れます。

後ろは手鏡やスマホのカメラで見ながら必死に切る。というか刈る。上から下から腕を伸ばし、全体的に短くしていきます。

誰にも見せられない姿で取り憑かれたように手を動かしていきます。耳に響くのは芝刈り機の音?刈られているのは髪の毛なのか芝生なのか分からなくなってくる。

没頭すること約30分。冬なのに汗がじんわりと出てきた頃に、なんとか完成。。。

ほっと一息ついて改めて鏡を見てみる。すると、そこに映っていたのは全くもって和風ポートマンではなく。








磯野カツオだったのです。チーン。

カツオくん(笑)


生活への影響/周りの反応

ロックダウン中、1日1時間のエクササイズ。道を歩いていたら、ちゃんと(?)二度見されました。笑

オーストラリアにいるから、人のことなんて気にしてないでしょって思ったんですが。あとは、自分が人の目を意識しちゃってたのもあるかもしれません。

まあでも、仕事はオンライン。服装は自由。坊主でもなんでも、見られたくなきゃ毛糸の帽子でも被ってれば大丈夫。

ちなみに日本にいた頃は教員だったので、見た目もきちんとしてなきゃと自分を律していました。その頃のことを考えたら、無問題モウマンタイ

夫や子どもたちの反応は?というと、夫はもちろん最初から賛成。上の子は「Wow!」と言ってポジティブに受け止めてくれた模様。下の子は「誰この人?」という顔をした後は無反応って感じでしたね。ま、すぐに慣れてましたが。

そんなもんです。笑


そもそもなぜ坊主?

坊主にしてから、人と会うたび事の経緯を聞かれました。うん、気になるよね。私も気になるもん。

坊主にしてみたきっかけは3つあります。

身近な存在

一つは、夫。長くなるとバリカンでまるっと剃ってしまうヘアサロン要らず。それを見ていて、楽そうだな〜。美容院行かなくていいのいいな〜と羨ましく思っていました。

数年前、そんな彼が癌になったんです。その治療のせいで髪の毛がなくなりスキンヘッドに。それを見て「あ、坊主にしてみようかな」と思ったんですよね。応援の気持ちを示したかったのかもしれません。一人じゃないよ、みたいな。

まあでも、その時は日々を泳いでいくのに精一杯で、実行に移すことはなかったですけどね(今は治療も終わり、経過も順調なのでご心配なく)。

憧れ

それから、坊主頭の女性が目につくようになりました。男性なら普通なことでも、女性だと注目される。そんな周りの目を気にしない、凜とした姿に憧れを感じたのが、2つ目のきっかけ。

もともと中学生頃まではショートでした。でもショートでくせっ毛な自分がコンプレックスでした。湿気が多いとボワッと広がるのが、嫌で嫌で。

高校生になってからはストレートパーマや縮毛矯正を駆使して黒髪ロング。もう何年もショートなんて考えてもいませんでした。

でも、長い髪って手入れが厄介なんですよね〜。洗ったら乾くまでに時間がかかるし。子どもが小さいから引っ張ってくるし。色んなところに引っかかるし。髪の毛が落ちてたら、たいてい私のだし。

手入れするのが面倒臭い!

自信をつけたい

3つ目のきっかけは、ずっと「坊主にしたい、したい」と言いながら実行に移していなかったこと。口だけで終わってしまうのは自信がないから?と、そんな自分自身にうんざり。

いい加減やってみればいいのに、と自分で自分にツッコんでましたね。笑

日本にいた頃は「正しいこと」や常識に縛られて、思い切ったことをやった経験がありません。親や周りの言うことを聞く良い子ちゃんだったので、反抗期もあまりなく。

オーストラリアに来て、だんだん殻を脱いでいった。徐々に自分の欠点(だと思っていたもの)にもOKを出せるようになった。どんな私でも受け入れてくれるコミュニティもできた。

だからかな。え?っと驚くようなことをやってみた先の風景はどんなだろう?と気になってきたんですよね。


バズカット後の風景

坊主にしてみた先に見えたもの・感じたことは、意外とポジティブなものが多かったです。

得たもの

  • 時間

  • 自己肯定感・自信

  • オシャレへの目覚め

  • 新しいピアスたち

坊主の間は頭を洗ってもすぐに乾きます。シャンプーも少しで済むし、時短&経済的。最初の数ヶ月は朝のセットがいらないから、とっても楽でした。まっすぐ伸びるしかない超短髪の期間だけですが。少し長さが出てきた今は、毎朝ボンバー!!です。

自己肯定感がアップしたのは、本当。VOGUE記事のコメントのように、鬱陶しくて嫌だった癖毛が(少しの間だけでも)なくなったこと自信がつきました。

「何年間も自分の髪の毛が嫌いだったから、なんの愛着もなかった。そり落としたことで、むしろ自信がついたわ」

VOGUE記事「セレブが実証! バズカットがもたらす新しいフェミニニティ。」より

そして何より、「行動した」という事実。けっこうやるじゃん、私!という気持ちになります。

とはいえ、これまで髪の毛でまかなっていた女の部分がなくなった。このままでは本当にカツオくん状態。だから耳元を飾りつけたくなります(当社比)。

ピアスを新調してみたり。

そして、母親になってから疎かだった自分の見た目にこれまで以上に構うようになりました。それが結構楽しい。

クレイパックをしてみたり。

手放したもの

  • 髪の毛 ←当たり前ですが。笑

坊主になると、似合わない服装ってあるんですね。ワードローブから黒やグレーが消えて、色物が増えました。あと、白シャツ。

手放せなかったもの/増えたもの

  • 人からどう見られるか。

  • 毛糸の帽子

  • フォローしてるInstaアカウント

人目を気にせず凛とした女性を目指したものの、やっぱり気になる周りの反応。

頭を晒したまま外出できたのは数回。当時は冬で寒かったからというのもありますが、カツオくんヘアの間はずっと毛糸の帽子をかぶってました。家の中でも。

たまに帽子を脱いで自撮りしたり、人に見せたりしながら、自分の中の承認欲求を手放す努力はしたかな。ちなみに、母に見せた時が一番ドキドキでした。

短い髪や坊主女子もいいじゃん♬って自分を『洗脳』するため、インスタで"short hair" "buzzcut" "坊主女子"と検索。気になったアカウントをフォローするようになりました。ヘアスタイルやファッションを参考にすることも。

ちなみに超短いショートを"pixie cut"と言ったりもします。

名前の由来はピクシーという妖精


そして現在へ

そんなこんなで坊主にしてから、ほぼ一年。

もう一年も経ったのかという気持ち。現在は新しい自分を楽しんでいます。

カツオ・スタイルを過ぎて伸び始めた髪。色をピンクにしたり、帽子や服装を取っ替え引っ替えしてみたり。さらにピアスを新調したり。

最近ではもう、プリンというより黒い部分が多くなっちゃってます。そろそろ色を入れたい。もう少し伸びたら、こんな感じのアシンメトリーなショートも良さそう。


またやってみたいか?と問われたら。。。うーん、当分はいいかな。

思いっきり気合を入れたいとなったら別ですが、ショートヘアな自分が気に入ってるんですよね。まずは髪の毛で遊び倒します!

でも、ずっとやってみたいと思ったことをやってみた。それは、新しい自分の発見笑って話せるネタになりました。

ちゃんちゃん。

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