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今週の判断知メモ|危機は、熱ければいいわけではない

今週の判断知です。

危機は、熱ければいいわけではない。

危機というと、
強く感じている方がよい。
危機感が高い方がよい。
早く気づいた方がよい。

そんなふうに思いがちです。

でも、危機は熱ければよいわけではありません。

たとえば、
共働きの生活で、片方はすでに限界を感じている。

「このままの家事分担では続かない」
「子どもの予定管理が偏りすぎている」
「仕事も家庭も回しているけど、正直しんどい」

本人にとっては、もうかなり熱い危機です。

でも、もう片方にとっては、
まだそこまでの危機ではないかもしれません。

「今すぐ困っているわけではない」
「なんとか回っている」
「忙しい時期を過ぎれば落ち着く」

同じ生活の中にいても、危機の温度は違います。

子育てでも同じです。

片方は、

「今のうちに介入した方がいい」
「このままだと後から響いてくる」

と感じている。

でも、もう片方は、

「まだ様子を見ればいい」
「そこまで心配しなくてもいい」

と感じている。

同じ子どもを見ていても、
危機の温度は同じではありません。

ここで、自分の中の熱い危機をそのまま相手にぶつけると、危機は共有される前に、圧力として届くことがあります。

「なぜ分かってくれないのか」
「どうして危機感がないのか」

そう言いたくなる気持ち、とても分かります。

でも、相手の中でまだ危機の温度が上がっていないと、その言葉は行動ではなく防衛を生むことがある。

逆に、危機が熱くなりすぎている場合もあります。

焦りが強すぎる。
不安が強すぎる。
怒りが混ざっている。
責任追及になっている。

この状態では、人は冷静に動けません。

低すぎる危機は動かない。
高すぎる危機は壊れる。

だから必要なのは、
危機をただ熱くすることではありません。

今、その危機はどの温度にあるのか。

冷たいのか。
ぬるいのか。
行動に変えられる熱を持っているのか。
それとも、熱すぎて一度冷ます必要があるのか。

ここを見ることです。

危機を扱うとは、熱を上げることだけではない。

温めること。
待つこと。
冷ますこと。
そして、行動に変えること。

その判断が必要です。

危機の温度を見ると、自分と相手の見えている景色の違いに気づけます。

その違いに気づけると、ただ責めるのではなく、次にどう動くかを選びやすくなる。

そこから、少しずつ状況は変わり始めると思います。

今日の判断知は、こうです。

危機は、熱ければいいわけではない。
低すぎる危機は動かず、高すぎる危機は壊れる。
つまり危機を使う前、今どの温度にあるのかを見る。

今週の記事では、
この「危機の温度」について書きました。

▼火曜記事はこちら

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