レゴシリアスプレイを活用したワークで、モデルの意味を共有した後に。
レゴシリアスプレイメソッドを使ったワークには型がある。それはコア・プロセスと呼ばれるものである。
この4つのプロセスは以下からなる
(1)問いを投げかける
(2)モデルを作る
(3)作ったモデルの意味を他の人に共有する
(4)内省する
4番目の「内省する」が、ややわかりにくい。上記の本では、「振り返りは、モデルで何が見えるか、異なる要素が何を意味するかについて質問する形で行われる。」とある。
要するに、各人の説明では十分にわからなかったことを確かめるとともに、そこで現れた差異が何を意味しているかを考えさせる時間である。
説明されているのに「十分にわからない」感覚はどうして生じるのか。それは理解するために必要な情報の欠落によるものが一つであろう。それは、語り手のより奥底にある理由が語られていなかったり、聞き手がその言葉を別の意味で捉えていたなどがあるだろう。これは一般化して言えば、より広い文脈、より総合的な情報のもとに理解していく必要があるということである。
同じ問いのもとで作られたモデルの間の差異が何を意味しているか、を考えることは決して簡単ではない。「それは何を意味しているのでしょう?」は一つの問いであるが、そこに答えられる人はそうは多く無いであろう。
要するに、単に「みんなの意見が違っていますね」で終わらせないことが重要だ。そこでファシリテーターが追加でそれを促すための追加の問いを投げられるかどうかが大きな価値をもつ。例えば以下のような問いになればもう少し、答えやすいだろう。
(1)「その違いを活かして、あなたの組織が今までに無い新しいことを始められるとしたら何でしょうか?」
(2)「その違いから、あなたと他の参加者にはどのような強みがあると考えられますか?」
(3)「その違いは、組織の中で何らかの問題を生んでいますか?」
(4)「その違いがあることで、あなたや他の参加者にはどのような隠れたリスクが存在すると感じられますか?」
ここに入れたパターンとして、前者の(1)と(2)の2つがポジティブ・インパクトの意味を聞くものであり、後者の(3)と(4)2つはネガティブ・インパクトを聞くものである。また、(1)と(3)は組織に対するインパクトを聞いており、(2)と(4)は個人に対するインパクトを聞いている。
意味は、(表現としての)言葉とその文脈との関係で決まると考えれば、そのワークショップのテーマという文脈という観点で照らすことも良い振り返り方であろう。
「ここで出てきた違いは今回のテーマである〇〇ということに対して、どのようなことを教えてくれますか」
他にも「違いの意味を考える」問いかけの投げ方はありそうである。これからも考えていき、自分の中の振り返り方のバリエーションを増やしておきたい。
