見出し画像

僕たちに必要なのは新しいリベラルだよ

(100円ですが、無料で全部読めます。気に入ったら投げ銭してください)

いつもと違って、かなりはっきりした立場表明みたいなのを書きます。そして、一部の政治勢力は名指しで批判します。Xに書いたことを並べてちょっといじっただけなので、整合性は取れてないかもしれません。

僕たちに必要なのは新しいリベラルだよ

日本で「リベラル」って言葉が「左派」とほぼ同義に使われてるのはおかしくて、リベラルってもともとはアメリカの民主党みたいなのじゃないですか。オバマとかヒラリーとかバイデンとかでしょう。日本で言えば保守なんだけど、日本でもリベラルってもともとは保守ですよ。自民党の党名になんでLiberalって入ってるかですよ。

自民党は昔から保守リベラルが強かったし、立憲民主も基本は保守リベラルですよね。『枝野ビジョン』に枝野さんが自分のことを「保守リベラル」って言ってる。「保守リベラル」は政党で言えば、自民党左派と立憲民主党右派と国民民主党。「左派リベラル」ももちろんあって、立憲民主党の旧社民党系とか社民党とか。ただし、彼らは実際にはリベラルじゃないと思います。よく誤解されるけど、共産党はリベラルじゃないです。共産党自身はリベラルを自称しててびっくりするけど、共産主義がリベラルなはずないじゃないですか。

僕は左派リベラルです。間違いなく左派リベラル。左派的な政治を求めていますよ。日本の既成左派や既成リベラルは全然左派でもリベラルでもないと思っているので、既成左派や既成リベラルは支持しませんが(既成っていちいち書くのが面倒なので、あとは文脈で判断してください)。僕は左派リベラルだから反緊縮的な経済政策を支持しています。反緊縮は政治思想と関係ないんだけど、貧困や格差を解消できるから左派と親和性が高いのは事実。 残念ながら日本の左派やリベラルはそもそも経済そのものに無関心です。意識高くて憲法や夫婦別姓には熱心なのに、経済政策には冷淡です。そういうことでは「左派やリベラルは富裕層の道楽」と言われても仕方ない。僕は選択的夫婦別姓にも同性婚にも賛成ですよ。そんなことはさっさと実現させればいいと思います。でも、そればっかり主張して経済政策に目を向けないのだとしたら、それは大きな誤りです。

長年にわたる日本の経済停滞は人々を貧しくしてきたし、その原因である緊縮政策によって日本の教育も科学も医療もインフラも破壊されてきました。 まず、それを認識しなくてはなりません。いくら自分が富裕でも「自分は困ってないから、イデオロギーの方がだいじ」では左派とは言えないことに気づくべきです。社会を見なくてはなりません。社会に何が必要かを考えなくてはならない。イデオロギーは構わないけど、それを第一にしたら誰からも相手にされない。

人々は豊かにならなくてはいけません。政治は人々を豊かにしなくてはなりません。貧困は解決しなくてはならないし、格差は解消しなくてはならない。貧困も格差も大きな社会問題ですよ。そして、そのために必要なのは経済成長と再分配です。経済成長は決定的に重要で、再分配だけでは人は豊かになりません。経済の規模を大きくしないと人々は豊かにならないんですよ。「脱成長」は妄言です。脱成長論は上野千鶴子や内田樹が言っていたと思いますが、そんなことをしたら貧困は解決しないし格差は拡大します。最近はマルクス主義社の斉藤公平が脱成長を唱えていますが、お花畑の類だと思います。経済成長は絶対に必要です。

経済成長させるための経済政策が必要です。 でも、今の緊縮増税政策では経済成長しない。経済規模を小さくしちゃうんだから、成長するはずがないんですよ。人々の可処分所得は減ります。医療も福祉も縮小するから、セーフティネットも怪しくなる。緊縮はそれだけで悪です。少なくとも人々の経済状況が悪い時には緊縮してはだめです。長年の緊縮で破壊されてきた教育や科学や医療やインフラを立て直さなくてはならないし、貧困も解決しなくてはなりません。緊縮政策はその全てを潰す。だから、緊縮からは転換しなくてはなりません。反緊縮が正しいのではなく、緊縮が誤ってるんですよ。 人々の幸福を願う左派なら、まず緊縮政策に反対しなくてはならないんです。

残念ながら、今の自公政権が緊縮増税を進めているだけではなく、野党も多くが緊縮派です。野党第一党の立憲民主党代表が「減税は無責任」とか言っちゃうようでは、全く話になりません。政権が緊縮増税なんだから、野党は反緊縮政策を求めなくてはなりません。今は減税しなくてはならないときだし、財政出動しなくてはならないときです。今の状況で自公政権や立憲民主党を支持するというのは緊縮増税を支持することに他ならないし、それはまた人々を豊かにするつもりがないことであり、貧困を放置することだし、教育や科学や医療やインフラが崩壊するのを容認することです。

他の左派政党も軒並み緊縮です。消費税減税を主張していても、その「財源」をどこか別の費目から持ってくるなら緊縮なんですよ。それでは経済成長しない。減税分がそのまま社会のお金が増えなくてはなりません。緊縮政策を支持するのが左派のやることなのか。リベラルがやることなのか。緊縮派の「左派」や「リベラル」は貧困にも格差にも教育にも医療にもインフラにも冷淡なんですよ。口で何を言おうと、緊縮では貧困も格差もほかの何も解決しないのだから、だめです。そんなのが左派やリベラルであるはずがない。 まず緊縮増税に反対するべきです。経済よりイデオロギーを優先させるなら左派もリベラルも支持されません。

左派やリベラルが「富裕層の道楽」とみなされて市民から見放されるのは世界中で起きていることですよ。 なぜ、トランプが二度も勝つのか。どうしてヒラリーやハリスがトランプに負けてしまうのか。 今の左派やリベラルは左派でもリベラルでもありません。左派やリベラルが「富裕層の道楽」をやめない限り、人々に支持されません。

れいわ新選組があると思われたでしょうか。たしかにれいわは松尾匡さんの教えを受けて反緊縮的な政策を掲げる左派政党です。その意味ではいいんですが、しかし、放射能デマと反ワクチンとロシア支持の「トンデモ政党」だから、支持するのは難しいでしょう。

松尾匡さんや田中秀臣さんなどが提唱するリフレーション政策は、金融緩和と積極的な財政政策でマイルドなインフレに誘導し、人々の期待を喚起して経済を活性化する政策の総称で、世界的には左派の標準的な政策です。クルーグマンはじめ多くのノーベル賞経済学者が支持しています。もう一度書きますが、これは左派の標準的な政策です。ところが、日本の左派やリベラルは財務省が流す財政破綻デマをそのまま信じてるのか、金融緩和と積極財政でインフレ誘導する政策を否定します。リフレ政策を「トンデモ」と言ってれば自分が偉くなった気になれるんですかね。でも、それは財務省の言いなりなんだよってことは理解するべきだと思いますよ。

左派やリベラルを自認するのなら、左派が書いたリフレーション政策の本を読んでみてください。松尾匡さんたちの『この経済政策が民主主義を救う』『そろそろ左派は経済を語ろう』『「反緊縮」宣言』などがあります。松尾さんはマルクス主義のガチ左派だから、違和感ないはずです。 特に『そろそろ左派は経済を語ろう』は鼎談で読み易いのでお勧めします。まず読め。読みもせずに否定せずにまず読め。

左派でもリベラルでもなくていいからがっつりしたのを読みたいという方は野口旭さんの『反緊縮の経済学』があります。あと、田中秀臣さんや片岡剛士さんのいくつかの本など、ほかにも数はあります。

左派が松尾さんに耳を傾けなかったのは本当に愚かでした。松尾さんに教えを乞いに行ったのが山本太郎だけだったのは不幸です。立憲民主党が聞いてれば相当違ったと思いますが、立憲民主党はガチガチの緊縮に凝り固まってるから無理でしょうね。

日本の左派もリベラルも左派でもリベラルでもありません。貧困にも格差にも冷淡です。緊縮思想に染まっている限り、口で「貧困解決」と言ってもだめなんですよ。それは貧困に冷淡ってことです。冷淡っていうより無関心。口ではなんとでも言えますが、結局は無関心なんです。護憲のほうがだいじなんでしょう。でも、人々が豊かにならないなら、憲法が護られても意味ないんですよ。改憲のハードルは高く、そう簡単には変な改憲はできません。ちょっとくらいの改憲はできるとしても、戦争ができるような改憲は通らない。でも、人々がどんどん貧しくなるなら、憲法が護られてもしかたないじゃないですか。なんのために国があるのか。国民を幸せにするためですよ。

僕は左派リベラルだけど、既成左派も既成リベラルも信用していません。それくらいなら国民民主党のほうが国民を幸せにする気があるだけましです。もちろん、それでいいはずがない。同じように考えてる左派やリベラルの人たちは多いはずです。僕たちは「新しいリベラル勢力」を構築しなければならないんですよ。それは急務のはずです。

ここから先は

0字

¥ 100

Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?