音楽の実技試験(2024年11月20日水曜日)
自分は小六の頃に歌のトラウマがあるので、あんまし歌うのが好きではない。
音楽の授業の試験で歌を披露するなんてことになったら嫌だなと思ってたし、しかもドイツ語で歌うことになるからもっとヤバいことになるし…
それでとても心配してたけど、音楽の先生は結構斬新な方法の試験を用意してくれた。
先生が言うには、音楽が子どもに与える影響は大きいし、音楽によって子どもの成長に大きく貢献できる。自分達は幼稚園の先生になろうとしているから、まずは子ども達に音楽の楽しさを教えることが重要とのこと。
なので、実技試験はコチラ(生徒)側の歌唱力や音楽力を試すのではなくて、いかに子ども達に音楽の楽しさをプレゼントできるかみたいな部分が評価される試験だった。
試験の内容としては、「童謡を選んで、その歌に合った物語を創作して、その劇を子ども達と一緒に行う」というもの。
その際には、「呼吸(ふ~と息を吐くとか)、声(例えば、雨をざーと言って表す)、活動(ジャンプとかゆっくり歩くとか)、歌を歌う(選んだ童謡の1番のみでOK)、遊びのパート」を入れるようにという課題が出された。
その劇の長さは大体15分未満という設定だった。
童謡は先生が渡してくれた小冊子4冊の中から選べる☟




この4番目の冊子はインターナショナルな童謡が掲載されていて、我が日本からは、「さくら」が載っていた☟


自分がドイツの童謡で一番好きなのは「Der Herbst ist da」である。この曲は冊子に載っていなかったのだが、先生に使って良いかと質問したらOKを貰えた☟
どうせ歌を歌うなら、自分の好きなモノを歌いたいと思ったし、好きな曲なら少しは恥ずかしさを消して歌えると思った。
で、この曲を軸に物語を創作。
自分は森の幼稚園で実習しているということもあるので、「森へ散歩に出かける」という劇を作った。
この曲の1番目は「秋が風を運んでくる 風が葉っぱを落とす 風が雨雲を運んでくる」という歌詞がある。なので、劇の流れとしては、
①今日は森へ散歩をする日!天気予報によると雨が降るということなので、雨天用の服装に着替えよう!
☞カッパを着る際にファスナーを上げる音を表現
☞オーバーオールみたいなズボンを着る際の固定音(カチっ、カチっ)
②外に出たら、風が吹いている。風が木の葉を落としている!
☞風が吹く音(ぴゅ~、ぴゅ~)
☞葉っぱが落ちる音(ひゅ~ひらひらひら)
③雨が降ってきた!最初は弱いけど、だんだん強くなってきた!
☞弱い雨(ぽつぽつ)
☞強い雨(ざーざー)

④森へ出発!道は濡れてるし、泥道だから滑りやすい!転ばないようにに気をつけて!あ、犬の糞を発見!飛んで、回避せよ!
☞ゆっくり歩く
☞ジャンプ
⑤帰り道は競争だ!誰が一番早くゴールする?
☞競争(=遊びパート)
⑥戻ってきた!今日を振り返ると、風が吹いて、雨が降った。こんな状況にピッタリの歌を最後に歌って終わり!
☞Der Herbst ist daを歌う


という流れにした。
試験当日は先生がくじで順番を決める。自分はラストだった。これが自分にとっては良かった。なぜなら、自分の番までに台本を暗記できたからである。自分はこの台本を見ながら劇をするというイメージを持っていたのだが、先生が試験当日に「台本は見ないでやってもらいます」と言ったので、内心メチャクチャ焦った…
一人が劇を披露してる時は、他の生徒達は子ども役をして、その劇に一緒に付き合う。
先にドンドン他の人達が発表していき、自分は子ども役で一緒にしている時に、内心では台本を覚えるのに必死だった。
自分の前には10人くらいが既にやっていた。その中で結構選んだ歌が被っていたり、話の流れが同じような感じのモノが何回かあって、退屈な雰囲気が少し流れていた。
よく目にしたのは、「ケーキを作るよ!」という流れで、エプロンを着たり、材料を冷蔵庫から取り出したりという感じや、「散歩に出かけるよ!」という流れで、外出用の服に着替えたり、葉っぱ遊びをしたりという感じ。
自分も散歩系の劇だったけど、遊びパートの部分で「競争」を予定していたので、そこでオリジナルが出せると考えていた。
自分の前の人達は85~100点の評価を、劇が終わった後に先生からもらっていた。基本的に条件を満たしていれば、甘めに採点してくれるので、極端に低い点数はあり得ない。
自分の名前が呼ばれて、ホワイトボードの前に立つ。他の生徒達は子ども役なので、自分の前に半円を描いて立っている。
最初に「みんな、おはよう!」と挨拶してから、上記の流れを子ども役の生徒達と一緒に行った。
ホワイトボードの反対側に大きな窓があるので、その窓を”森”ということにして、窓の所まで移動。そしたら、「帰りは競争するよ!ペアを作って!ゴールまで競争ね!」と言って、自分はホワイトボードの前まで移動して、審判役をした。
みんな楽しみながら走ってくれて有難かった。自分以外の人達は競争のアイデアを取り入れてなかったので、結構ウケたと思う。
最後に歌を歌って終了。先生からは90点を貰った。
先生からのフィードバックとしては、「歌を最後だけではなくて、途中でも入れることが出来たら良かったと思う」と言われた(他の人達は頻繁に歌を取り入れていた)。ただ、自分としては歌うのが恥ずかしいから、そんなの出来るわけがない。90点もらえただけで満足である。
日本の保育士試験の実技にはピアノの伴奏があると思うけど、この試験の方法もアリなんじゃないかなと思った。
