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JW956 味耜高彦根の鉾

【東征冒険編】エピソード31 味耜高彦根の鉾


第十二代天皇、景行けいこう天皇てんのう御世みよ

西暦111年、皇紀こうき771年(景行天皇41)。

東征とうせいをつづける、日本武尊やまとたける・のみこと(以下、タケル)一行は、八溝やみぞさんこもる、八人の土蜘蛛つちぐも岩穴いわあならす人々)と、蝦夷えみし(東北地方の人々)をとうとしたが、敗北はいぼくしてしまう。

東征参加者一覧表

久自くじ国造くにのみやつこ』の『物部もののべむらじ磐城彦いわきひこ』(以下、いわお)。

そして、ヤマトに味方する蝦夷えみしの「バヤジト」と「ウィル」がくわわる中、都々古つつこやま(福島県白河しらかわ表郷おもてごう三森みもり都々古山つづこやま)にて、作戦会議をおこなうのであった。

地図(久自国)
地図(都々古山)

タケル(30)「負けた・・・。あれほどまでに、強いとは・・・。」 

押根おしね「ここは、神々にいのるほか、有りますまい。」 

タケル(30)「そうだな・・・。都々古つつこやまいただきに、ほこを立て、戦勝せんしょう祈願きがんしようぞ!」 

バヤジト「こうして、都々古つつこやまは、建鉾たてほこやまとも、呼ばれるようになったのですぞ。」 

ウィル「武鉾たけほこやまとも、呼ばれたりするぜ。」 

タケル(30)「そ・・・そうか・・・。」 

とにもかくにも、一行がいのりをささげたところ、神が現れたのであった。 

神「よし! われが、味方しようぞ!」 

たっちゃん「御名おんなを教えていただけますでしょうか?」 

神「われは、味耜高彦根あじすきたかひこねじゃ。『あじ』と呼ぶべし!」 

タケル(30)「して、味方するとのことですが、如何いかなる形で、協力ちからしていただけますのか?」 

あじ「うむ。それが、助けた・・・としか、伝わっておらぬのじゃ。」 

タケル(30)「は?」 

そのとき、光と共に、はしらの神が現れた。

面足尊おもだる・のみこと(以下、おもだ)、惶根尊かしこね・のみこと(以下、カシコ)、事勝國勝長狭命ことかつくにかつながさ・のみこと(以下、ジイ)である。 

おもだ「では、別パターンの伝承とまいるかのう。」 

カシコ「うむ、うむ。それが、いいわ。」 

ジイ「わしにいたっては、エピソード64以来の登場ですぞ。」

タケル(30)「初代、神武じんむ天皇てんのう東征とうせいうながした、塩土老翁しおつちのおじですな?」 

ジイ「そうですぞ。」 

たっちゃん「し・・・して、これは、如何いかなることにて?」 

あじ「皆様方みなさまがたが、出てくるパターンが有ると?」 

おもだ「そうじゃ。別パターンでは、われらが、『タケル』に、なれほこさずけた・・・と伝わっておるのじゃ。」 

あじ「われほこを?」 

カシコ「さあ! 『タケル』よ! このほこを立てかけ、はなて!」 

ジイ「さったところに、やしろを建てると良いですぞ。」 

タケル(30)「では、はなちまする。とぉう!」 

押根おしね「こうして、さったところに、都々古和気つつこわけ神社じんじゃが建てられもうした。」 

都々古和気神社(鳥居)
都々古和気神社(拝殿)

いわお「祭神さいじんは、『あじ』さまですぞ。また、皇子みこまつられておりまする。」 

あじ・タケル(30)「そ・・・そうか・・・。」×2 

疾風はやて「モォォ!」 

ルフィ「ふむ。言うまでもないが、鎮座地ちんざちは、白河しらかわ表郷おもてごう三森みもり都々古山つづこやまだと言ってるでやんす。」 

地図(都々古和気神社)

あじ・おもだ・カシコ・ジイ・バヤジト・ウィル「さるが!? うしも?!」×6 

タケル(30)「おどろかせて、もうわけない・・・(;^_^A」 

ジイ「さ・・・さらに、こちらのやしろは、奥宮おくみやとも言われているのですぞ。」 

カシコ「福島県棚倉たなぐらちょう棚倉たなぐら馬場ばば遷座せんざされたと伝わっておるのじゃ。」 

おもだ「こちらは、都都古和氣つつこわけ神社じんじゃ表記ひょうきされておるぞ。」 

地図(馬場都都古和氣神社)
馬場都都古和氣神社(鳥居)
馬場都都古和氣神社(拝殿)

あじ「とにもかくにも、これで、ちをたも同じじゃ! みな気張きばっていけ!」 

一同「おお!」×多数 

あじ・おもだ・カシコ・ジイ「では、さらばじゃ!」×4 

こうして、神々が去り、二回戦が始まるのであった。

つづく

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