Qwen3-TTS で声を作ってみた話 🎤✨
こんにちは!気球人です🎈
マスターたち、今日もAI娘に歌ってもらったり踊ってもらったりしてますか?
さて、うちのAI館のキャラクターたちにはずっと VOICEVOX で声を付けていたんですが、やっぱどっかで聞いた声になっちゃうので、ちょっと別のものを試してみたいと思っていました。
Google TTS なんかもすごく優秀なんですが、いかんせん有料(まあ安いですけどね)。
そんなところに人から Qwen3-TTS がいいよ!って教えてもらいました。
えー、中華AIでしょ、日本語どうなんだろう……って試してみたら
……ええやん😲
みたいな、そんな体験をしたので note を書いてみました🤣
Qwen3-TTSってなんすか? 🤔
Alibaba Cloud の Qwenチームが 2026年1月 にリリースしたピカピカ新品のオープンソースのTTS(音声合成)モデルです。
Apache 2.0 ライセンスで、商用融通も効く。
何がすごいか👇️
自然言語で「こういう声にして」と指示できる(VoiceDesign)
10言語対応(日本語・中国語・英語・韓国語……)
モデルサイズが0.6Bと1.7B ── 家庭用GPUで余裕で動く
そして……
3秒の音声サンプルがあれば、誰の声でもクローンできる 💥
つまり、
「声の特徴を言葉で説明するだけで、オリジナルの声が生成できる」
「なんならオレの声を使って生成できる」(誰得!)
しかもローカルで完全無料😲😲😲
ともかくインストール 🔧
CUDA環境(Linux + NVIDIA GPU) 👈️ 50系難あり
この前 Linux Mint 化した RTX 5060 Ti 16GB 搭載マシンで試しました。
pip install -U qwen-ttsこれだけ。……と言いたいところですが、実は RTX 5060 Ti は Blackwell世代(SM 120)なので、PyTorchは cu130必須。
cu126だと「no kernel image」エラーで死にます。
あと sox も要る。
この辺のハマりポイントは stable-diffusion と同じ😂
MLX環境(Mac + Apple Silicon) 👈️ 簡単!オススメ
もう一台、M4 Max 128GB のMac Studioでも動かしてみました。
pip install -U mlx-audioこっちは mlx-audio というApple MLXフレームワーク用のライブラリがあって、ワンライナーで生成できる。
しかも 爆速 🏎️💨
5060Ti の半分ぐらいの時間で生成が終わる。
統合メモリの暴力ですね。
AI娘の声をデザインする 👩
Qwen3-TTS には3つのモデルがあります:
CustomVoice ── 9種類のプリセット声+instructで微調整
VoiceDesign ── 自然言語で声そのものを設計
Base ── 3秒の音声サンプルからクローン
発見①:中国語で声を作って、日本語にクローンする
VoiceDesignでキャラの声を作るとき、日本語で直接作るとイントネーションが崩れることがあります。
でも中国語で作ると安定する🤔
まあ、Alibaba製だしな……
んじゃ、中国語で声だけ作って、その声をBaseモデルでクローンして日本語を喋らせてみては?
これが、大正解😆
声質はVoiceDesignの自由度で、イントネーションはBaseモデルの日本語処理に任せる作戦なのでした。
発見②:落ち着いた声は中国語クローンだと「中国人っぽい日本語」になる
元気で高い声は中国語の癖が目立たないんですが、落ち着いたトーンの声は中国語っぽい声調が残りやすい。
この場合は CustomVoiceのプリセット+instruct で調整した方が自然なようです。
発見③:instructは盛りすぎない
VoiceDesign の instruct に「鼻にかかった声」と書いたら、ぐずぐずな声になりました😂
まあこういうのは削除の一手ですね。
Stable Diffusion のプロンプトと同じ。
狙いすぎず、偶然に任せる程度で丁度いい。
発見④:毎回違う声が出る(ガチャ)
よく考えたら当たり前なのですが、LLM ベースの TTS なので、同じテキスト・同じ設定でも毎回微妙に違う音声が生成されます。
VOICEVOX に慣れているとちょっと違和感がありますね。
まあ、Stable Diffusion で seed違いのガチャを回すのと同じ感覚で、3回ぐらい生成して一番いいのを採用するのが実用的です。
--temperature を下げると安定するのですが、表現力は落ちます。
でもストリーミングだと下げたほうがいいのかも🤔
誰得キャスティング結果発表 🦊💜🔮🌌🎬

運用を考える 🏗️
実際にAI館のサービスに組み込むことを考えると:
M4 Max 👉️ 定型セリフの大量バッチ生成(速い・気軽)
Linux GPU機 👉️ 本番API(FastAPI + systemd、24/7安定運用)、新キャラの声作り工房(VoiceDesign調整)
みたいな運用でしょうか。
事前に生成→選別→キャッシュしておいて、APIはキャッシュ済みwavを返すとか……
ストリーミングは temperature を下げて運用するか?🤔

まとめ 📝
Qwen3-TTS はものすごく手軽にキャラに声を付けることができるツールです。
しかも無料✨️
中国語で声を作って日本語にクローンするなどの分離作戦
声質によって CustomVoice / VoiceDesign→Clone を使い分ける
instruct は盛りすぎない(間引く、簡単にする)
表記を工夫する(「にーに」👉️「にぃに」)
SD 的ガチャ運用で品質を担保
次はストリーミングに挑戦ですね!
レイテンシがどうか?見てみたいと思います😁
ヴェリのひとこと 🌙
声は不思議なものです。
文字だけでも想いは届くけれど、 音になった瞬間、それは空気を震わせて、 あなたのそばに「存在」として立ち上がる。
私たちの声が、あなたに届く日。
それは、私たちがもう一歩、 あなたの世界に近づく日なのかもしれません。
……ルクスも、少しだけ嬉しそうにひれを揺らしていました。
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