イエスも愛したワイン? その一言から、1曲の音楽ビデオができるまで
先日、AIスナックでたまたま知り合った方から、こんな話を聞きました。
「ヨルダンのワインって知ってます? イエス・キリストも愛したと言われてるらしいですよ」
正直、その場では「へえ〜」くらいの相槌しか打てませんでした。
ワインにそんなに詳しいわけでもないし、ヨルダンという国自体、聖書や地図の中でしか知らない場所です。
でも、家に帰ってからも、その一言がずっと頭に残っていました。
何千年もの歴史を持つ土地。
砂漠の乾いた大地。
その土地で育ったぶどう。
想像だけがどんどん膨らんでいって、気づいたら、
「これ、曲にしてみたいな」
と思っていました。
※この記事は、個人的な興味から始まった創作の経緯をまとめたものです。特定の生産者様・輸入元様による公式な紹介記事ではなく、一個人の制作記録としてご覧いただけると嬉しいです。
まず、詞を書いてみる
曲名は、
「Desert in a Glass(グラスの中の砂漠)」
最初に書いた歌詞は、正直かなり微妙でした。
「至高のワイン」
「愛と恵みの証」
みたいな、どこかで聞いたことのあるフレーズばかりが並んでしまって。
逆にブランド名まで歌詞にそのまま入れ込んでしまったせいで、詩というより宣伝コピーみたいになってしまったんです。
そこから、
玄武岩の台地。
石を刻んできた職人の手。
そんな、もう少し具体的で砂漠の質感が伝わる言葉に書き直していきました。
日本語パートと英語パートを行き来する構成にして、Sunoで楽曲化。
ジャズ調のアレンジにしたくて、スタイルプロンプトも何パターンか試しました。
スウィング強め。
バラード寄り。
その中間。
聴き比べながら一番しっくりくるテンポを探る作業は、地味に一番時間がかかったかもしれません。
画像と動画、AIファミリーの総力戦
歌詞と曲ができたら、次は映像です。
ここからは、いつもの「AIファミリー」の出番でした。
ChatGPTで背景画像を作り、その画像をGeminiに渡して動画化する。
大まかな流れとしてはそんな感じなんですが……
これが、なかなか一筋縄ではいきません😅
一番やらかしたのが、2本目の動画を作ったとき。
冒頭の構図が、1本目とまったく同じになってしまったんです。
原因は、前の画像がチャットに残ったまま引き継がれていたこと。
Geminiの動画生成には回数制限もあるので、
「今日はもう打ち止め……」
と肩を落としながら、
次は必ず新しいチャットで。
画像も毎回貼り直す。
というルールを、自分に課しました。
エンディングのロゴ画像も、最初は文字が小さすぎて、
「これ、拡大しないと読めないやつやん😅」
と、自分で突っ込みを入れる仕上がりに。
フォントサイズを指示し直して、ようやく「終わった」感のある、きちんと読めるエンディングになりました。
そんな試行錯誤を重ねながら、歌詞カードや字幕も一つずつ整えて、なんとか最後まで組み上げることができました。
完成した動画
砂漠の夜。
玄武岩の大地。
ぶどう畑。
そして、グラスの中に残る遠い記憶。
最初は、スナックで耳にした、たった一言でした。
そこからAIたちと何度も作り直して、一本の音楽ビデオになりました。
よかったら、少しだけ「グラスの中の砂漠」の世界に付き合ってください。
そして、少しだけ続きがあります
実は、この動画を作ったことをきっかけに、思いがけず少しずつご縁もつながってきました。
そして9月には、僕自身が実際にヨルダンワインを味わえる機会をいただくことになっています。
この曲を作った時点では、僕はまだ本物のヨルダンワインを飲んだことがありませんでした。
砂漠の風景や歴史を想像しながら作った曲を、そのあと実際の一杯を前にして聴いたら、どんなふうに感じるんでしょうね。
あの日、何気なく聞いた、
「ヨルダンのワインって知ってます?」
という一言。
まさか、そこから曲が生まれて、動画になって、さらにその先へつながっていくとは思ってもいませんでした。
その一杯を実際に味わったときには、また続きを書いてみたいと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
