名無し 生々しいグロテスクと、ちょっとクドイくらい長い。佐藤二朗原作の映画
グロテスクで、スプラッター。猟奇的といった言葉が当てはまる作品。
殺人の描写が生々しすぎる。音も流血の様子、飛び降り後の描写も全て、軽く血で染まると言う程度ではないので人によっては受け付けないだろう。
よくかんがえたら、命を奪う行為だから当たり前だが、あえて言うならフィクションとしてのぼかしが薄い。途中で、席を立った人もいた。わかる。
武器がみないと敵意が見えない。
人が次々の血を吹き出し倒れていく。しかし、山田太郎の犯行だとは周りの人には特定されない。鮮やかなくらいに人々に攻撃していく。武器をもっていると認識されなければ、相手は無防備だからだ。ここは、なるほどと思った。新しかった。
確かにより発泡音から殺意を明確に伝え、日常とはかけ離れた見慣れない拳銃、血のついた出刃包丁、血の滴るバットから殺意が伝わるはずなのに、それが隠れているからそりゃ仕方ない。新しい。
主人公?山田太郎は、右手でさらったものを消すことができる。正確には見えなくなる。存在そのものが消えているわけではないので、消しているものを使うことはできる。包丁を右手で握ると包丁は見えなくなるし、カメラにも映らない。ただ、見えない包丁で切りつけることはできる。という特殊能力に呪われた人物。 この右手で消す能力にはほかにもルールがある。 対象の名前を知らないといけない。一般名称の場合もあれば、名前と言った固有名詞が必要な場合もある。 生物を隠すと、再度手を離し、能力を解除してもその後、隠された生物は死んでしまう。
どんどん退廃的になる。
山田太郎は、兄弟でもない女の子と一緒に孤児として警官に保護され、施設で育つ。子供時代の山田太郎は言葉を発することはない。女の子のちに保護した警官に山田花子と名付けられた女の子は能力のことを知っていた。 この時は、寡黙な物の人間性はある。が、どんどん大人になるにつれて破綻していく。
あらすじ
喫茶店で、宗教勧誘に絡まれている所からはじまる。喫茶店の人々を見えない刃物で殺していく。捜査は始まるが、凶器がみえない。そうしている間にも被害者は増え、山田太郎はバットに持ち替えて凶行に走る。警察の捜査により特定されたが、見えないバットの不意打ちにより警官は帰らぬ人となり、拳銃を奪われる。山田太郎の凶行は、止まらず、自身を育てた孤児院でも犯行を起こしていく。最後には、警官に取り押さえられ自分の子供に隠され、死んでしまう。
一連の凶行の間に、子供時代から遡り、凶行に走るまでが描かれる。保護した警官は目をかけてくれ、警官自身の子供と一緒に遊園地に行ったりしていた。しかし、太郎は最後には自殺しようとしていた。警官はそれを察して、太郎の自殺は止められる。右手でつかんでしまい、つい警察官を消してしまう。そして、最後に取り押さえた警官が、後時自分を保護した警官だったことを知る。 さらに、自分と花子との子供は生きていたことを知る。
最後に人との関わりを求めての凶行
どうにも、どんどん壊れているというより元々、育っていないのかなので、落差が少ない。変化が少ないので、一人でのシーンがすごい!とはならなく、なんかダレるなという印象を受ける。 花子が妊娠したところとか不気味なんだけど。脚本として動きがない。
そして真実は闇に
最後、太郎の想像だと思ったら子供は実在していた。
そして、自身の子供に右手を握られている。太郎の子供は、なにもしゃべらないが迷いなく、躊躇いなく消した。おそらく、自身のためではないだろうか、子だとばれればよいことはない。自身を守るためにだろう。
刑事との因縁
あの時の理屈っぽいガキが熱血刑事だとは思わなかった。こいつが主人公でいいや。
全体を通して
話がくどい。長い。
手に汗握る犯罪者と警察のオカルトクライムサスペンスだと思ったら、オカルトサイコになってしまった犯罪者の一生を終始みせられる。が、肝心の犯罪者の山田太郎は終始言葉を発しないし、最初から破綻気味なので変化というか落差がうすくて、だれる。そんな中、やたら人が死んでいく様が描かれるので、終始見てるのが苦痛。 別に期待したことやるとは、そんなことはどこにもなかったので、勝手に勘違いしただけではあるが。
ただ、どうにも長い。役者として演技したいシーンを長々とやっているので、話としては破綻はしてないけどどうにもくどく感じる。
2時間超えているので、余計くどさを感じてしまう。
余談
本作は、佐藤二朗が原作・脚本・主演の作品。キノフィルムズというあまり聞かない配給会社だが、木下グループの傘下らしい。木下社長が映画を好きだからということらしい。

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