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赦しましょうは、自分に向ける言葉だった




赦しましょうは、自分に向ける言葉だった

──自分を責め続けてきた人が、自分を赦す方向へ、少しだけ向いた日。



函館市には、月光仮面の像があります。

グリーンベルトの小さな公園の一角。

桜も咲いている時期は綺麗です

その台座には、こんな言葉が刻まれています。

「憎むな、殺すな、赦しましょう」

幼い子どもたちを連れて遊びに行くたび、私は何度もその言葉を見ていました。

でも、ずっとこういう意味だと思っていました。

他人を憎むな。

会社を憎むな。

社会を憎むな。


そんな、自分以外の誰かに向ける言葉だと。



今回、大きな用事を一つ終えました。

長く抱えてきた問題は、まだ終わっていません。

むしろ、本当の話し合いはこれからです。

それでも、一つ区切りを越えた帰り道。

びっくりドンキーでハンバーグを食べながら、ふと思いました。

もしかしたら、この言葉は違ったのかもしれない。

自分を憎むな。

自分を殺すな。

自分を赦しましょう。


そういう意味だったのではないか、と。



私は長い間、自分を責め続けてきました。

もっと頑張れば。

もっと我慢すれば。

もっと役に立てば。

そうやって、自分を追い込み続けてきました。

だから、「赦す」という言葉も、どこか他人のためのものだと思っていたのです。

でも今日だけは少し違いました。



今、私の周りには、カッコイイ女子たちがいます。

私の大先輩にあたるレジェンドたち。

団体を立ち上げてきた人。

歴史をつくってきた人。

法律が整っていく土台を支えてきた人。

強い。

冷静。

場を動かす。

でも、その強さは誰かを攻撃するための強さではありません。

必要なことを、

必要な場で、

必要な相手に、

静かに、まっすぐ伝える強さでした。



帰り道で食べたハンバーグは、とても美味しかった。

久しぶりのびっくりドンキー。

以前は勉強する場所、仕事をする場所でした。

Wi-Fiがあって、電源があって、一人で集中できる場所。

今日は違いました。

今日は、自分を回復させる場所でした。

美味しくご飯を食べて、

ソフトクリームを食べて、

「今日は食べていい。」

そう思えました。



まだ問題は終わっていません。

まだ戦いも続きます。

それでも今日だけは、

「生きる側」を選べた日。

そして、

月光仮面の言葉は、

誰かを赦すためではなく、

自分を赦すための言葉でもあったのだと、初めて気づいた日でした。



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