列車の旅④楽しい時間のすぐ隣に、見えにくい現実がある
美味しいものを食べて、
少しだけ余裕を取り戻して、
「こういう時間って大事だな」と思っていた。
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そのすぐあと、
ふと目に入った、
テーブルに置かれた一枚のパンフレット。

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「デートDV?」
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一瞬、時間が止まった。
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さっきまでの空気とは、
まるで違う世界の言葉。
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でも、
きっとこれは“別の世界”じゃない。
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同じ場所に、
同時に存在している現実。
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楽しい時間のすぐ隣に、
見えにくいだけで、
確かにあるもの。
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私は福祉の現場にいたから、
こういうものを
「知っている側」になってしまった。
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でも、
知らなかった頃に戻りたいとは思わない。
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むしろ、
両方見えるままでいたいと思う。
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楽しいことも、
しんどい現実も、
どちらかだけじゃなくて、
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両方ある状態のまま
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その中で、
どう生きるかを考えていたい。
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見えないものは、
ないことにはならないから。
ただ、見ようとしないだけで。

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※このアカウントでは、
「生きづらさの構造」を言語化しています。
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