「木だって、遠慮してるんだ」──Crown Shynessを踊ろう

社会人コンテンポラリーダンスカンパニーkimisiroです。今日は、Crown Shynessを踊ってみたいと思います。お読みいただいている皆さまにとっての踊るきっかけになればうれしいです。家にいても、電車の中でも、隙間時間、たとえば電子レンジで温めを待つ間の1分半の間でも、ぜひお試しください。
イントロダクション
この写真を見て、何を感じますか?
そして、以下の話を読んで、あなたは何を想像しますか?

Crown Shynessという現象
「Crown Shyness(クラウン・シャイネス)」という言葉をご存知でしょうか?
日本語では「樹冠の遠慮」とも呼ばれる現象です。
樹高50mにもなる巨大な樹木たちが、空高くで枝葉を広げながらも、お互いの葉が重ならないようにわずかに距離を保つ。
そうしてできる網目のような模様が、森を見上げたときに空に浮かび上がります。
まるで、木々がお互いを尊重しながら“遠慮”しているかのように。
ダンス作品構想
テーマ:Crown Shyness(クラウン・シャイネス)
登場人物:男女1名ずつ
冒頭
女性は、「疲れた」「しんどい」という身体の状態を、言葉ではなく踊りで語る。
男性は、それを受け止めるように傍に立つ。
女性のセリフ:
「木はいいなあ。人間関係の悩みなんてなさそうでさ」
男性のセリフ:
「それがね、そうでもないんだよ。
木だって、周りに遠慮してるんだ」
振付のニュアンス
序盤:
衝突を避けるような小さな選択の連続。
細かいステップ、緊張感のある枝のような動き、無音が続く。
中盤:
「避け合い」がパターン化していく。
シンクロ、ズレ、ミラー(鏡写し)など、関係性のテンションが揺れる。
背景で、周囲の人々の「声だけ」が流れる。
2人は見えない誰かに気を遣い、避けながら踊る。
ラスト
空を見上げる仕草。
観客は舞台上の木々のあいだに「見えない模様」を想像することになる。
最後の瞬間、
2人が空を指差し、
まるで星座を共有するように目線を揃えて立つ。
社会人コンテンポラリーダンスカンパニーkimisiro(きみしろ)は、舞台作品・映像作品を制作しています。noteでは、ワークショップ的な単発の試みを掲載しています。
「見てください!!」というテンションでの舞台や映像作品の宣伝広告というよりも、私たちの興味関心をご覧いただいて、皆さまの肌に合う合わないを知っていただくためのnoteです。
どうぞよろしくお願いいたします。
