スーパーおおぞらの日常① 朝7時、戦場のキッチン
スーパーの惣菜部は、毎朝ドラマだ。
焦げたピザと笑い声が混ざるキッチンで、今日も小さな事件が起きる――。
働く人なら「わかる!」ってうなずきたくなる、職場ヒューマンコメディ。
朝7時。開店前のスーパー「おおぞらフーズ」惣菜部は、今日も油の香りに包まれていた。
「ピザ生地、あと3枚!焼き上がりまで5分!」
新人パートの**香奈(かな)**が叫ぶ。入社3ヶ月目、まだ慣れない手つきでピザを焼く。
隣ではベテランのマキ先輩が、トングを持ったままニヤリ。
「香奈ちゃん、焦げたピザは性格が出るんだよ〜」
「まだ7時ですよ!朝から人格診断しないでください〜!」
「大丈夫、今日のは“やさしい焦げ”」
そんなやりとりの横で、外国出身のスタッフコウさんが真剣な顔で唐揚げを揚げていた。
「センパイ、タレ、こぼれマシタ!」
「大丈夫、拭こう拭こう!」
……と言いつつ香奈の手もすべって――ガシャーン。
床にタレが広がり、トングが転がる。
厨房が一瞬、静まり返る。
「……これが“おおぞらの朝の合図”ね」
マキ先輩の一言に、全員が吹き出した。
焦げたピザの匂いと笑い声が混ざる。
そんな朝が、今日も始まった。
🌸次回予告
「新しいチーフ、初出勤!」
惣菜部に走る緊張と、コウさんの“まさかの一言”とは?
#小説 #惣菜部 #働く女性 #職場あるある #ヒューマンコメディ #朝ドラみたいな日常
🪶※この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは一切関係ありません。
