「着物リメイクの可能性——未来にできること」
以前にお話した母のタンスじまいのあと、ふらりと立ち寄った図書館で偶然目に止まった一冊の本。
現代のファッション産業は、大量生産・大量消費が当たり前。でも、その裏では、環境への負担が深刻な問題になっている。大量の衣服が作られ、売れ残ったものは廃棄される。染色や生地の生産には大量の水や化学物質が使われ、CO₂排出量も多い。
そんな中、アパレル市場全体は縮小しているという。特にファストファッションの勢いが鈍り、新品の服が売れなくなっている。一方で、伸びているのはリユース市場。 つまり、ただ新しいものを作るのではなく、すでにあるものを活かすことが求められている。
ビンテージ着物で服を作ることには、社会的な意味もあるのかも。
と強く思った。
スローダウンの世界「今よりもずっと安定していて懸命な何か」
日本には、タンスに眠ったままの着物が 大量に存在する。でも、着る機会がない、手入れが大変、洋服のほうが楽… そんな理由でどんどん処分されている。これからも団塊の世代交代が進むにつれて次々に処分されていくだろう。もし、この着物たちを現代のライフスタイルに合う形にアップデートできたら?
大量生産に頼らず、すでにある資源を大切にしながら、新しい価値を生み出せる。そして、それは単に「もったいないからリメイクする」のではなく、伝統と環境、どちらにも配慮した持続可能な選択 になる。
「長く愛されるものを作ること」
「環境に優しい選択をすること」
この2つを大切にしながら、キモノ服の可能性を広げていきたい。
次回は「新しい選択肢としてのキモノ服」についてお話します。
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