『言霊とヴィジョンの力』 −思考は具現化する−
序章|言葉は“音”ではない
「思考は具現化する」
という言葉を、一度は耳にしたことがあるかもしれません。
成功哲学として知られるナポレオン・ヒルの著作に代表されるこの言葉は、単なるポジティブ思考のすすめではありません。
むしろ、それは人間の脳の仕組みや、無意識の作動、さらには行動選択に至るまで、目に見えない思考や言葉が、現実の現象へと変換されていく“構造”を指しています。
こうした考え方は、けっして西洋に限られたものではありません。
日本には古来より「言霊(ことだま)」という思想があります。
言葉には霊的な力が宿っており、発した言葉が現実を動かすという概念です。
これはオカルトでも神話でもなく、むしろ人間の身体感覚と深く結びついた、生活実感に根ざした知恵だったと言えるでしょう。
たとえば、口に出して「できる」と言えば體が自然と前向きに動き始め、「無理だ」と言えば萎縮し、姿勢まで変わってしまう。
これは“現実化”の入り口です。
「言葉」は単なる音ではなく、脳内のイメージを構成し、行動にスイッチを入れる指令でもあるのです。
では、なぜ人は「思考」によって現実を変えることができるのでしょうか?それを科学的に、そして実践的に紐解いていくためには、日本的な「言霊」と、西洋的な「ヴィジョンの力」を架橋しながら、思考と言葉の“力学”を再考する必要があります。
今回の記事では、言霊を単なる古代の信仰としてではなく、現代における「思考と行動の最小単位」として再定義し、それがどのようにしてビジョンを描き、現実を変えていくのか、そのメカニズムを紐解いていきます。
六四、 心が求めている行動が伴えば、思考は具現化する。
— 續池均(kintsuzuike)@MTR Method Lab®︎ (@kintsuzuike) July 14, 2021
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思考は具現化する
人の思考は、無意識のうちに行動や選択を導き、やがて現実を形づくります。本マガジンでは、量子力学的な視点や脳科学、自律神経やホルモンの働きを…
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