『痛みの原因は硬くなった“筋肉”』 −なぜ筋肉は硬くなるのか?−
〜8月31日 08:00
序章|その“硬さ”の正体を問い直す
あなたの筋肉は、今、やわらかいでしょうか。
それとも、どこかに“こわばり”や“張り”を感じていませんか?
腰痛、膝痛、股関節痛、肩こり、首痛などなど、疼痛は體の至るところに出現します。
筋肉のどこかにこわばりや張りを感じている方は、同じように疼痛や痺れなどを発症しているかもしれません。
私たちはしばしば、「筋肉が硬くなる理由」を加齢や運動不足、姿勢の悪さのせいにしてしまいます。
それも、まったくの間違いではありません。しかし、それだけではありません。
現代社会において、「筋肉が硬い=體の老化現象」という思い込みが、あまりにも当たり前になっているのです。
しかし、実はこれは、筋肉という組織の“構造的真実”を見誤ったまま放置していることにほかなりません。
■ 筋肉は「柔らかさ」を失う構造ではない
解剖学的に見れば、筋線維は収縮と弛緩をくり返すように設計されています。
収縮=力を発揮する
弛緩=力を抜き、回復する
この「緊張と脱力のリズム」こそが、筋肉の健康の基本単位です。
ところが現代では、仕事・育児・長時間の座位・スマートフォン操作・精神的ストレスといった多要因によって、筋肉は“脱力する機会”を奪われたまま、持続的な収縮=拘縮状態に陥っていきます。
そしてこの拘縮状態が、いわゆる「筋肉が硬い」という感覚を引き起こしているのです。
これが筋拘縮です。
トリガーポイント(Trigger Point)とは。
— 續池均(kintsuzuike)@MTR Method Lab®︎ (@kintsuzuike) January 22, 2025
筋肉の中にできる「しこり」のようなもの。
特定の部位に過度の負荷やストレスがかかることで発生する筋肉のこわばり。
私たちはこれを「筋拘縮」と呼んでいる。… https://t.co/hIt7e0Ze3E pic.twitter.com/eeZJI9keLa
■ 筋拘縮とは
「筋拘縮(きんこうしゅく)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
一般的には“筋肉が硬くなっている状態”と理解されがちですが、正確にはそれほど単純ではありません。
筋拘縮とは、筋線維が弛緩できなくなり、持続的な緊張状態に固定されてしまう現象を指します。
本来、筋肉は収縮(力を出す)と弛緩(力を抜く)というリズムを繰り返しています。
このリズムが成立するためには、
十分な血流
酸素供給
ATP(エネルギー産生)
マグネシウムなどのミネラル
神経の正常な伝達
が必要です。
しかし、これらの条件が崩れると、筋肉は「縮んだまま戻れない」状態に陥ります。
これが筋拘縮です。
重要なのは、筋拘縮は単なる“硬さ”ではなく、血流・代謝・神経・構造の異常が複合した結果だということです。
だからこそ、
揉んでも戻る。
伸ばしても戻る。
温めても戻る。
という現象が起きるのです。
筋拘縮とは、筋肉の問題ではなく、体内ネットワークの破綻が表面化した状態なのです。
■ では、なぜ筋肉は弛緩しなくなるのか?
その答えは、血流にあります。
筋肉の弛緩には、酸素とATP(アデノシン三リン酸)が不可欠です。
ATPはエネルギー通貨と呼ばれ、筋肉を収縮させたあと、再び弛緩させるための燃料でもあります。
そしてそのATPの生成には、酸素・ミネラル・栄養素が必要です。
これらを運んでいるのが、まさに「血液」です。
つまり、血流が悪い=ATPが不足する=筋肉が弛緩できないというメカニズムが、あなたの身体で日常的に起きている可能性があるのです。
■ 現代医学が見落としている“構造の罠”
加えて、私たちが注目しているのが「構造」の視点です。
どんなに血流を改善しても、
どんなに栄養を摂っても、
體の骨格構造(アライメント)が崩れていると、筋肉は再び硬くなってしまいます。
とくに、
足の崩れ(足趾の不活性・アーチの低下)
骨盤の歪み(過剰な前傾・後傾の固定)
これらは體の“地盤”と“屋台骨”であり、ここが崩れると筋肉に過剰なテンションがかかり、いくら筋肉を弛めても、元に戻ってしまう現象が起きるのです。
このように、筋拘縮とは単に“筋肉だけの問題”ではなく、血の流れと、骨の構造と、神経と、栄養の複合的なネットワークの問題なのです。
■ 本記事でお伝えすること
今回の記事では、この「筋肉が硬くなる正体」に焦点を当て、
血流の滞り
ミネラル・タンパク質不足
骨格構造の歪み
テンセグリティ(張力のバランス)の破綻
といった複雑な要因を、できるだけ平易に、かつ科学的に解き明かしていきます。
さらに後半では、私たちが提供している
医食同源Labの栄養戦略(マグネシウム・モリンガたんぱく・有機ゲルマニウム)
など、具体的な解決法と実例についてもご紹介してまいります。
■ こんな方にぜひ読んでほしい
「ストレッチをしても戻ってしまう」方
「マッサージを受けてもコリがとれない」方
「運動しても疲れが取れない」方
「整体を受けて一時的には良くなるが、すぐに戻る」方
「本気で“硬さのない身体”を手に入れたい」方
もし、あなたの筋肉が“ほぐれない理由”が、血と骨と神経と栄養のネットワークの中にあるとしたら、その“問い直し”から、これからの體とのつき合い方が変わるかもしれません。
今回の記事は、私が體の研究に没頭するきっかけになった筋拘縮の話です。
この問題と向き合い、しっかり根本解決するとみなさんの體の痛みが消えていくことでしょう。
七七、 大腰筋と腸骨筋が整っていれば何とかなる。
— 續池均(kintsuzuike)@MTR Method Lab®︎ (@kintsuzuike) July 15, 2021
第1章|筋肉が硬くなる“3つの誤解”
筋肉のこわばりや張り、肩こり、腰の重だるさ。
これらの症状に対して、私たちは往々にして「ある3つの誤解」を抱いています。
それが、以下のような考え方です。
1. 「年齢のせいで筋肉が硬くなる」
年齢とともに體が硬くなる。
これは多くの方が抱くイメージです。実際、若い頃のように前屈ができない、朝起きると体が重い、という感覚は、加齢と関連があるのは確かです。
しかし、重要なのはここからです。
年齢=自動的に硬くなるのではありません。
実際には、「年齢とともに筋肉が使われなくなる」「血の巡りが悪くなる」「體が動かない環境が増える」ことが、筋肉の柔軟性を奪っていくのです。
年齢というよりは、「流れの停止」「使わなさ」「歪みの固定」この3つが主な原因なのです。
2. 「ストレッチすれば柔らかくなる?」
多くの人が“筋肉の硬さ”に対して、「伸ばせばいい」と考えます。
確かに、ストレッチ直後は少し動きやすくなったと感じることもあるでしょう。
しかし、その動きやすさが“持続しない”のが問題です。
筋肉のこわばりとは、“ゴムが硬くなる”のとは異なり、神経や血流のネットワークが関与している“機能的な障害”です。
つまり、表面的に引っ張っても根本は解決されません。
ストレッチでは届かない深部の筋拘縮や、筋膜の癒着、毛細血管の詰まりを解きほぐさなければ、いずれ元に戻ってしまうのです。
3. 「マッサージでほぐせば解決する?」
コリを感じたら、マッサージへ。
それは多くの人にとって“最初に思いつく手段”かもしれません。
実際、一時的な緊張緩和やリラクゼーションとしての効果はあります。
ですが、本当の意味で“筋肉のこわばりが取れる”状態とは異なります。
硬さは「結果」であって「原因」ではありません。
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8月5日 08:00 〜 8月31日 08:00

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