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【サッカー育成年代のリフティング問題】 −ボールタッチ以外の副次効果とは−

結論から先に。

私は大賛成です(笑)

忘れてはいけないことは、サッカーは蹴るスポーツという本質です。私はプロサッカー選手を100名以上サポートしてきました。プロフェッショナルとしてサッカーをプレイしているわけですから、みなさんとても上手いです。が、しかし、キック精度だけを見るとなると話は別です。プロ選手の個人戦術指導でまっさきにチェックするのはキック精度です。キック精度は欧州や南米の下部リーグの選手と比べても、残念ながら見劣りする選手が多いです。これがトップリーグのレジェンドとなると…

リフティングはボールタッチの技術向上に効果的なトレーニングと思われていますが、私はキック精度を劇的に改善させる最高のトレーニングだと考えています。もちろん、特別な方法でリフティングするのですが、J1リーガーですら、そのトレーニングを愚直に継続して大成功に近づくケースがあるのです。適切な方法でリフティングをすればサッカーにおける技術のクオリティはどんどん上がっていきます。まさに、再現性の高い技術の習得という点において必要なトレーニングだと考えています。

リフティングは小さいうちにやっておくに越したことありません。リフティングは運動学習の一種ですから、運動神経系の開発が活発な小学生低学年のうちにやっておくのが合理的でしょうね。リフティングは簡単じゃないです。だからこそ、さっさと通過したい儀礼のようなものでしょう。シュート、パス、コントロール、ドリブル、リフティングはある程度は自主トレーニングで上達させたいスキルです。ただし、自主トレーニングでの注意点もあります。あくまでゲームで活きる技術の習得が目的であれば動きの中でのトレーニングを意識すべきです。


リフティングの目的

一気に挙げますね笑

  • ボールタッチの感覚を養う

  • キック精度の向上(インステップ・インサイド・アウトサイド)

  • リズム感とバランス能力の向上

  • 左右両足の感覚を均等にする

  • 軸足と蹴り足の協調性を高める

  • ボールを意図した方向に動かす能力の向上

  • コントロール(ファーストタッチ)の質を高める

  • 視野を確保しながらボールを扱う能力(ヴィジョントレーニング)

  • 試合中の細かいボールコントロールに直結するスキルの習得

  • 重心移動(2軸動作)を伴う柔軟な身体操作を習得

  • リフティングを通じて神経系の発達を促す

  • 怪我を防ぐための足首や股関節の機能強化(適正な範囲で)

  • リラックス(脱力)したボールタッチを身につける

  • 個人練習として手軽にできるトレーニング

  • 努力と根性は時には役にたつ(笑)

これらはサッカーが上達するための手段です。リフティングの目的と書きましたが、これらはサッカーにおける身体操作性を高める要件になります。つまり、リフティング自体は目的でなく手段ということです。


日本のリフティング信仰

とは言え、無条件でリフティングを推奨しているわけではありません。日本ではリフティングの技術が重視され過ぎる傾向があるのも事実です。特に「リフティングの回数が多い=技術が高い」という誤解が根強くあります。しかし、リフティングの数を増やすことだけを目的とする「リフティング信仰」には、多くの問題点があります。

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