【サッカーの2軸動作でパフォーマンスが激変】 −キック・リフティング・スピン−
サッカー育成年代でしばしば話題になる2軸キックについて解説します。
2軸があるなら1軸もあります。
誤解を恐れずに言うと、脹脛が太すぎるなどフォルムが悪い選手や怪我が多い選手は1軸キックを多用している傾向があります。
あっ、先に結論を言いますと不必要な1軸キックは減らしましょう(笑)
體に悪いです。
体幹やバランス感覚を養うために、たまにケンケンのようなエクササイズをするのは良いと思いますが、サッカーというスポーツにおいてこの不自然な動作を常に行なっているのが1軸キック(所謂パター式インサイドキックなどは特に)であり、保護者や指導者がわざわざ教えないとできないキック動作です。
子どもは教えない限りこの不自然なキックは覚えません。
なぜならとても窮屈な動作だからです。
そして、こうした不自然で窮屈な動作を続けるといずれ怪我につながってしまいます。
第1章|2軸動作とは
人間の運動は一般的に「1軸動作」と「2軸動作」に分類されます。
1軸動作とは体の軸(中心線)が一本で、回転や運動がその軸上で行われます。
片脚立ちで体を回旋する動作です。
ケンケンがわかりやすいですね。
軸足(支持脚)側の股関節が屈曲する場合があります。
2軸動作は体の左右にある2つの軸(股関節のライン)を使いながら、重心を移動させる動作です。
例えば、歩行やスキーのターンなど、左右の股関節を使う運動です。
もう、お氣づきのように直立二足歩行する人間は股関節を使う2軸動作が動きの基本になっています。
私が常日頃から「足」と「股関節(骨盤)」に、人体の動きの本質を見ているのは、とてもシンプルな理由からなのです。
サッカーのキック動作においても、この2つの運動様式が現れますが、いかに1軸動作が身体操作的に不自然で體に負担がかかるかを見ていきましょう。
第2章|1軸キックと2軸キックの違い
■ 1軸キックの特徴
軸足(支持脚)をしっかりと固定し、蹴り足(遊脚)を大きく振るのが特徴です。
重心を軸足側に強く残し、骨盤の回旋を抑えた形でキックを行います。
片脚立ちの動作に近く片側の股関節で支持するシングルサポートの構造になるので股関節が屈曲する傾向があります。
一般的に主にGKのロングキック、FKなどのセットプレーやパワーショットに適していると言われています。
また、1軸キックの象徴とされるパター式インサイドキックは軸足を蹴る方向に向け、蹴り足側の股関節を外旋させて蹴ります。
これは、とても不自然な動作なので関節に負担がかかってしまいます。
また、個人戦術的にはパスコースが限定されてしまうというデメリットがありますからお勧めできません。
身体操作の観点では、軸足側の股関節に重心が残りやすいため、体幹の安定性が求められます。
回旋の力は主に大腿部や膝下のスイングに依存し、腰の回転を抑えることが多いです。
軸足で地面を強く踏み込むことで反力を得て蹴ります。
「踏み込み」をより意識させる指導が行われます。
アスリート的な負荷がかかる動作なので成長期の育成年代の選手にはあまりおすすめできません。
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