『歯は體の声を語る』 −磨く前に、整えるという選択−
序章|歯は“體の声”を語る
あれは、52歳の頃だったと思います。
昔治療した奥歯の詰め物が取れてしまい、久しぶりに歯医者を訪ねたときのことです。
診察台に座り、麻酔を打たれてから数分。
「少しチクッとしますよー」と言われながら始まった治療で、私は思わず声をあげました。
「あれ?普通に痛いんですけど……」
歯科医は少し驚いたような顔をして、こう言いました。
「續池さん、歯茎の血流が良すぎて、麻酔がすぐに流れてしまっているんです。普通の麻酔じゃ効かないですね」
「そんなことってあるんですか?」と私が聞くと、歯科医は少し笑いながらこう答えました。
「年に2〜3人くらいですが、たまにいるんです。
大体、しっかり運動していて、血流が良すぎる人ですね」
體って、本当に正直ですね。
私は日頃、運動と栄養を通じて體を整える生活をしていましたが、まさか歯茎の毛細血管まで“整っている”とは思ってもみませんでした。
さらに歯科医はこう付け加えました。
「それにしても、歯茎の色もハリも、年齢のわりに驚くほど綺麗です。何かされていますか?」
特別なデンタルケアはしていません。
ただ一つ、私は次の2つを習慣にしています。
栄養改善と運動習慣
「モリンガ配合たんぱく」とビタミンCの継続摂取
歯磨き粉よりも、栄養。
歯ブラシよりも、腸内環境。
私はもともと、幼い頃は虫歯が多く、銀歯や治療痕だらけの子どもでした。それが今では「麻酔が効かない」「歯茎が美しい」と言われるようになった。この変化をもたらしたのは、“磨く”よりも“整える”という発想への転換だったのです。あっ、もちろん朝晩は歯を磨きますが笑
また、あるとき、その歯科医師から聞いた話が、今でも私の記憶に強く残っています。
「昔、ある漁村へ出張検診に行ったことがあるんです。そこは、ほとんど魚しか食べない人たちの集落でした。歯磨きもそこまで丁寧ではなく、いわゆるオーラルケアとは無縁の生活で歯石が溜まってる。でも、驚いたことに……虫歯が極端に少なかったんですよ」
この言葉に、私はハッとしました。
「歯磨きをしなくても、虫歯にならない人がいる?」
一見すると矛盾するように思えますが、実はこのエピソードの中には、現代人が見落としてきた“歯の真実”が隠されているのです。
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