見出し画像

『慢性頭痛を自力で改善した話』 −血流×栄養×運動−

序章|頭痛というシグナル:慢性化する體の悲鳴

20年ほど前、私はワーカホリックでした。
朝から晩まで働き続け、睡眠時間は4〜5時間ほどでした。
とにかく仕事が最優先で、食事は簡単なものを短時間で済ませ、休息の時間はほとんど取らず、休日も仕事のことが頭から離れない状態でした。

氣がつけば、週5日は激しい頭痛に悩まされるようになりました。
特に午後から夕方にかけての頭痛がひどく、ロキソニンを飲まなければ業務が続けられないほどでした。
最初は「疲れが溜まっているだけだろう」と思い、ストレッチや軽いマッサージを試しましたが、全く改善しませんでした。
痛みのせいで仕事の集中力も低下し、イライラすることが増えていました。

それでも仕事を優先し、健康を後回しにしていたため、頭痛はどんどん慢性化していきました。
仕事中だけでなく、休日も頭痛が続き、何をしていても痛みが付きまといました。
映画を観るのも本を読むのも億劫になり、家族や友人との会話さえも億劫に感じることが増えました。
睡眠の質も悪くなり、疲れがどんどん蓄積していく悪循環に陥っていました。

耐えられなくなった私は、当時頭痛外来が評判だった慶應大学病院へ駆け込みました。
2時間待ち、ようやく受けた問診の結果は「緊張型頭痛と偏頭痛の混合型」という診断でした。

そして、大量のロキソニンが処方されました。


第1章|ロキソニン依存の日々

処方されたロキソニンを飲むと、確かに痛みは消えました。
ズキズキと重くのしかかるような頭痛が、数十分後にはウソのように静まる。
仕事にも集中できるようになり、一時的には快適な状態を取り戻せたように感じました。
会議にも集中でき、思考もクリアになったように思えました。

「これで大丈夫だ。薬さえあれば何とかなる」
そんな安心感を覚えました。
ロキソニンはまるで“魔法の薬”のように感じられたのです。

しかし、頭痛の頻度は全く変わらず、同じペースで繰り返し襲ってきました。
薬が効いている間は症状を感じませんが、効果が切れれば再び痛みが戻る。
私は痛みを「消している」だけで、「治している」わけではなかったのです。

最初のうちは、1錠で十分効果を感じていましたが、1年も経つ頃には効きが悪くなったように感じ始めました。
そこで、2錠、3錠と服用量が自然に増えていきました。
朝飲んでも午後には頭が重くなり、再び服用。
酷いときには1日に3回以上飲む日もありました。完全にロキソニン依存の状態です。
後で知ったのですが、ロキソニンの影響で腸内環境もどんどん悪化していきました。

今、振り返ると、とても怖い生活を送っていたなと…

私は常に財布にロキソニンを入れていました。出張先や旅行先にも必ず携帯。
カバンにも予備を忍ばせるほどで、「ロキソニンがないと不安」という状態に陥っていました。
まさに“精神的な依存”も伴っていたのです。

頭痛が起こるたびに薬を飲み、薬で痛みを抑えるという日々。
頭痛が来る前に“予防的に”飲んでしまうことも増えていきました。
頭痛そのものへの恐怖感があり、少しでも兆しを感じたらすぐ薬に手が伸びてしまう。

しかし、どれだけ薬を飲んでも、根本的な改善には至りませんでした。
むしろ、ロキソニンが「お守り」のような存在となり、手元にないと強い不安を感じるまでになっていました。

この頃の私は、體の声を無視し、痛みというシグナルを“薬で封じ込めているだけ”だったのです。

ここから先は

12,297字 / 2画像

¥ 1,000

Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?