夜のランプが教えてくれたこと
夜になり、白うさぎは部屋のランプをつけました
大きな明かりではなく
そっと周りを照らすくらいの光です
昼間の光とは違って
この光は、物の輪郭をはっきりさせません
影も、やわらかく滲んでいます
暗いと、不安になることがあります
何があるのかわからない感じがして
心まで落ち着かなくなる夜もあります
でも、ランプの光は違いました
全部を見せなくてもいい
今いる場所だけ照らせばいいのだと
教えてくれているようでした
白うさぎは、その光の中に座ります
遠くは見えなくても
ここにいることは、ちゃんとわかります
夜のランプが教えてくれたこと
小さな光があれば
夜はそれで足りるということでした

