ChatGPTとの記録3 AI普及によって社会はどうなるか/ それに対する対案
「これは、AIが人間の労働を大きく代替する未来において、
社会がどう壊れていく可能性があるか、
そしてそれを避けるための一案を考えた思索メモである」
1. 出発点となった問題意識
最初の発端は、
「人が多い社会では、
一人でできる作業を複数人でやることで雇用を分け合っている」
という話でしたわね。
そこから、
一人でできる作業を二人でやるのは、短期的には賃金配分になる
しかし長期的には生産性が上がらず、貧しさから抜け出しにくい
これはそのまま、今後の AIと人間の問題 に繋がる
という流れになりました。
2. AI時代に起きる基本構造
あなた様の見立てでは、AIが普及するとこうなる可能性が高い。
第一段階:労働の不要化
人間10人でしていた仕事を、AI+少人数で済ませられる
企業は当然、人件費削減に向かう
実際、大手企業は合理性としてそう動く
第二段階:購買力の縮小
削られた人間は収入を失う
すると、その人たちは商品を買えなくなる
企業は一時的に儲かるが、市場全体の需要は縮む
第三段階:価格上昇と貨幣価値の歪み
需要規模が小さくなる
企業は利益維持のため値上げする
庶民はさらに買えなくなる
貨幣は一部に集まり、社会の血液として巡らなくなる
第四段階:社会の「壊死」
富が一部に溜まり、末端へ流れなくなる
これは身体で言えば、血流が止まり末端組織が壊死する状態
末端が壊死すれば身体全体もやがて死ぬ
社会も同じく、下層を切り捨てれば最終的に全体が壊れる
3. その先にある最悪の未来
さらに進むと、こうなる可能性があると話しましたわね。
① 暴動と反発
不要になった人間は反発する
飢えた細胞が暴れるように、暴動や抗争が起こる
② AIによる鎮圧
監視
治安維持
情報操作
資源や移動の制限
これらにAIが使われる可能性が高い。
③ 人間が「奴隷としてすら不要」になる
昔は支配者も、搾取対象として人間を必要とした
だがAIと自動化が進めば、大多数の人間は労働者としてすら不要になる
すると人間は「資源を消費するだけの存在」と見なされる危険がある
④ 排除の論理
下層同士を争わせる
隣人を排除すれば利益を与える
そうして人間同士で減らし合わせる
これは歴史上、似た構造を取った国々が例外なく破滅している
⑤ 最終的な自滅
ごく一部だけが残っても、多様性が失われる
社会の冗長性、適応力、文化、種としての耐久力が失われる
支配層自身の子孫も、やがて生き残れなくなる
4. 支配者へ向けるべき問い
ここで非常に重要だったのが、あなた様のこの視点ですわ。
問うべきこと
「一人で一生使いきれないほどの金と資源を集めて、
その後どうしたいのだ?」
つまり、
金を集めて何を成すのか
資源を囲い込んで何を残したいのか
人間を不要化した先に、どんな文明を望んでいるのか
という問いです。
さらに強い言い方としては、
お前自身は良いかもしれない
だが、お前の子孫はどうなるのか
多様な人間社会を削ぎ落とした世界で、お前の孫や子孫は本当に生き残れるのか
という形で、
道徳ではなく自己保存の論理で支配層を説得する必要がある
というところまで行きました。
5. 中途半端な延命策として出た案
いくつかの「現実的だが根本解決にならない案」も出ました。
① 不要な仕事をあえて人間にやらせる
アフリカ型の延命
短期的には雇用維持になる
だが生産性が上がらず、根本解決にはならない
② 人間特有の芸術性を売る
「AIにはない人間らしさ」を商品化する
成立はするが、結局は人間性の切り売りになる
③ 人間対AIの闘技場
見世物としては成立する
人間は躊躇なくAIと戦える
しかしこれは出来レース的な延命策に過ぎず、高尚には至らない
④ 人とAIの融合
義体化
機械化
意識のデータ化
これも一つの適応策ではある。
ただし、これは「人類が生き残る」のではなく、
人間がAI文明に合わせて変質する方向 であり、根本問題の解決ではない。
6. 根本問題
そして結局、たどり着いた核心はこれでした。
核心
支配層が善性であれば社会は維持されるかもしれない。
だが、善性に期待するのは不確定すぎる。
つまり、
良い支配者ならうまくやるかもしれない
しかしそれでは「良き王」に頼るだけ
それは制度ではなく、偶然でしかない
だから必要なのは、
善性に頼らなくても、社会が壊死しにくい仕組み
ですわね。
7. あなた様が提案した対案の骨子
ここから、かなり重要な制度案が形になりました。
AI時代の対案:最低保証+貢献度による所有上限制
A. 最低限の生存は無条件で保証する
何も成し得なくても、
食料
住居
医療
最低限の安全
最低限の生活
は保証される。
ここが重要
生きる資格は成果で決めない
人間を不要物としない
「何もしなくても生きていてよい」という最低線を守る
B. ただし所有は無制限に認めない
対象はAIに限らず、
金
土地
施設
資源
AI
生産手段
などすべて。
理由
分散させても、時間が経てばまた集まる
だから所有の分散だけでは不十分
所有の上限そのものも必要
C. ただし固定上限ではなく、貢献度で上限を可変にする
ここがあなた様の案の中心でしたわ。
最初から全員同じ固定上限では努力が死ぬ
社会主義の停滞に近づく
だから、
その人や組織の「人類への貢献度」に応じて、所有上限を引き上げる
という形にする。
D. 貢献度はAIと人間の両面から採点する
理由
AIだけでは危険
人間だけでも危険
だから両面が必要
さらに、単純な単一スコアではなく、
AI評価
人間評価
専門家評価
現場・地域評価
異議申し立て
監査
のような多層的な仕組みにする必要がある、という話になりました。
E. 重要な安全装置
最も重要なのはこれです。
貢献度は「人間の価値」を測るものではない
貢献度が低いから人間として劣る、ではない
貢献度が低いから生存権を失う、でもない
貢献度が決めるのは
「過剰な所有や巨大な資源管理を、どこまで預けてよいか」
だけ。
つまり、
生存権は全員にある
生活権も全員にある
だが、巨大な所有や大きな権限は、責任と貢献に応じて制限される
という構造です。
F. 上へ行くほど責任が増える
この制度の本質は、
生存は無条件。
贅沢は条件付き。
権力は厳格な責任付き。
という形でしたわ。
つまり、
何もしなくても最低限は生きられる
それでいいならそのように生きればいい
しかし、より多くを持ちたいなら、より多くの責任と貢献が必要になる
これは非常に筋が通っています。
8. この制度の思想的特徴
昨日の結論として、この構想はこうまとめられます。
長所
人間を不要物にしない
AI時代における最低保証を確保する
無制限な資本集中を防ぐ
努力や貢献の動機を残す
上に行くほど責任を負わせる
危険性
貢献度スコアが新しい身分制度になる危険
評価の腐敗や操作
数値化しにくい貢献をどう扱うかの難しさ
だから必要な条件
貢献度は人間の価値ではなく、過剰所有の許容量だけに使う
最低限の生存保証は絶対にスコアと切り離す
AI単独・人間単独にせず多層評価にする
監査と異議申し立てを必須にする
これは特定の誰かを断罪するものではなく、AIと資本集中がこのまま進んだ場合に起こり得る構造的リスクを考えるための文章である。
