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星のアリエル

第1話 プロローグ

プロローグ:かつての輝き
地球はかつて、未曾有の繁栄を謳歌していた。
人々は技術の力で自然を制御し、空を覆うような巨大都市を築き、
地上には緑豊かな大地を広げていた。
特に太陽光からエネルギーを変換する技術は
既存のエネルギー問題を解決し
人類は、気候を操り、病に打ち勝ち、死さえも克服する道を歩んでいた。

だが、その繁栄は長くは続かなかった。
国家間の技術競争は次第に過激化し、
倫理観や条約など最初から無かったかのように各国は次々と戦争を始め、
やがて全面戦争へと発展した。

あらゆる新型兵器が次々と投入され、
高性能AIを搭載した戦闘機械、バイオノイド、化学兵器、核、
果ては衛星兵器までもが投入され、環境は徐々に悪化していった。

そうして数十年にわたる世界大戦の中で、国家は徐々に統制を失い、
戦場は人類の意志を離れた機械と生体兵器の支配する地獄と化した。

最早止まる事は不可能だった。

青く美しかった地球は、焦土と化し、多くの命が失われた。

その中で、「Astral and Earth Rebuild Project」という計画が始動した。
地球再建と人類の記憶保存を目的とした壮大なプロジェクト。
しかし、計画が本格的に稼働する前に、人類は自らの文明を滅ぼしてしまった。
それは勝者なき終戦だった。
都市は廃墟と化し、荒野が世界を支配した。

─それから200年。
人類はそれでも生き残り、荒れ果てた大地で
生き残った施設でしがみつくように命を繋いでいた。
かつての繁栄は伝説となり、文明の痕跡は「遺跡」として語られるのみだった。

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