ある日の極楽蜻蛉:ある日の春香伝9「初夜は品川プリンスホテル」
披露宴が終わると、新婚旅行の「沖縄〜与論島」がツアーに組み込まれていたのだが、明朝の早朝の羽田発のジェット便だったので、その夜は品川プリンスホテルに宿泊することがツアーに組み込まれていた。
妻は披露宴で一切食事を取っていなかった。
緊張のあまり、食事が喉を通らなかった。
サンプラザの宴席担当者が気を利かせて、出された料理のうちの「真鯛の塩焼き」を袋に詰めて持たせてくれた。
タクシーは、やがて、夜の品川プリンスホテルに到着した。

ホテルのボーイに手渡すチップの金額が不明だったので、チップとして
1000円を手渡した。
やがて豪華な一室に案内された。
妻はお腹がすききっていたので、さっそく手渡された「真鯛の塩焼き」にかじりついてペロッとたいらげてしまった。
二人でバスルームのシャワーを浴びて出て来ると、真鯛の生臭い匂いが部屋中に漂っていた。
僕達は顔を見合わせ、クスッと笑った。
実話を交えたフィクションです
完
