チョロいの、くさび【毎週ショートショートnote】
スコアレスドローのままアディショナルタイムに突入した。
優勝争いは最終節までもつれ込んだ。応援しているチームが驚異的な追い上げをみせて、首位との勝ち点差はわずか2。
日程くんによるドラマのすごさはこの最終節が首位と2位との直接対決を迎えたことだった。サポーターによる応援は双方激しさを増して沸騰している。
ここで最後の切り札、ショウヤを投入した。
首位チームは引き分けでも優勝になるため完全に守りに入っている。しかも、コーナー付近で鹿島り時間を消費している。そこを打開するために個人技に秀でたショウヤに賭けたのだ。
7分あったアディショナルタイムも既に6分が経過していた。
そこでようやくショウヤにパスが回る。相手ディフェンダーが2人がかりで詰め寄る。
「チョロいの」、くさびのパスを入れた。
すかさず裏を取るとワンツーの形でパスが戻ってきた。目の前にはキーパーしかいない。
キーパーが飛び出す直前で軽くいなすと無人のゴールに押し込んだ。
(410文字)
ただの願望でした😂
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