【読書のすすめ】死神の浮力/伊坂幸太郎
ウバといいます。
オススメの本の紹介を書きます。
死神の浮力
伊坂幸太郎さん作、死神の浮力。
かんたんなあらすじ。
今作は死神が主人公の話。対象となる人間を7日間にわたり調査し、その人間の生死をきめる死神の話。
「可」つまり死ぬと判断すると翌日死ぬ。
「見送り」と判断すると生きる。よほどのことがない限りは「可」の判断がくだります。
そんな死神、千葉が担当するのは山野辺という作家。山野辺は1年前に無惨な方法で娘を殺害されていた。そして犯人の本城は、証拠不十分で無罪判決をうける。ところが山野辺は本城が犯人だと知っていた。
本作は、山野辺の復讐劇になります。そう聞くと暗くてこわい印象をうけますが、そこに千葉という死神の存在がある事で、少しだけおだやかになります。
死神が場をおだやかにするとはなんのこっちゃと感じますが、今作の死神はとても可愛らしいのです。
死神が好きなのは音楽。音楽以外は興味がないといっても過言ではないほどに、音楽が好きです。それでいて、どこか人間味がない。そりゃそうか、人間ではないのだから。千葉は死神です。
この作品に限ったはなしではないのですが、伊坂幸太郎さんは、イヤなことを嫌に書くのがじょうずな人だなあと感じます。
読んでいて不快になるところは、どうせならとことん不快にさせてやろう、といわんばかりに不快になります。
また、伏線回収はピカイチです。どの物語も、終盤にかけての伏線回収は読んでいて気持ちがいいです。
紹介した死神の浮力は、死神の精度の続編になります。ですが、前作を読まないと内容がわからないってことはないので、死神の浮力から読んでも大丈夫です。
どちらも主人公は死神の千葉です。読んでるうちに、千葉のことが好きな自分に気付くことだと思います。
自分の趣味を他人にすすめるなんて、普段はしないのですけれど。読書は本当にすばらしいものだと思っています。
大げさではなく、一冊の本が人生を変えるなんてこともあります。私にもそんな本との出会いがありました。
こんな文章で、ぜひ読んでみようとおもう人ははいないかもしれません。それでも、誰かの読書のきっかけになったらいいなと思っております。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
読書をきっかけに、あたらしいあなたと出会えますように……
それでは、佐世保の隅っこからウバでした。
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