【恋愛】人を愛するということ
ウバといいます。
訪ねていただきありがとうございます。
※この記事には性的表現が含まれています。R18……R16くらいです。苦手な方は回れ右。その後、再度回れ右して戻ってきてください。
人から好かれるということは、とても光栄なことだ。誰からも愛されずに生きるには、おそらく人生は長すぎる。わたしも、誰からかは愛されてると思いたい。
告白された記憶はほぼない。嫁さんとのはじまりも、わたしからの告白だ。彼女には、側にいてほしかったのだ。そして、今も側にいてくれている。
嫁さんには愛情を注いでいる。彼女がなにを思いわたしの側にいるのかは、わたしにはわからない。それでも、わたしは嫁さんのことを全力で受け止めている。これが、わたしの愛だ。
そういえば……告白された記憶はほぼない。と、書いた。いちど告白された記憶がある。そのはなしを書こう。
わたしが、ひとりの女性を傷つけたはなしである。
20歳のわたしは、オトコという生き物を謳歌していた。つまりは性欲の傀儡、下半身が本体状態だ。酒とたばこと女とだけが人生だった。
「お前のことを好きだという人がいるから会ってほしい」
そういわれて、わたしは鼻の下を伸ばしていた。告白された記憶がない。見た目も悪く性欲の奴隷だ。そんなオトコを好きになる女性なんて珍しい。
会った女性は可愛いかった。鼻の下以外も伸びるのを確認、ほんとうにオトコとは馬鹿な生き物だ。性欲だけで生きているようだ。
その女性とは付き合ったわけではない。彼女からも付き合ってほしいと言われたわけではない。告白はされたが、あくまで好きだと言われただけだった。
わたしも付き合いたかったわけではない。ただ、この娘を好きにできる。それだけで十分だった。今思い返しても最低な生き物だ。
はじめて会った日の夜にはホテルに行っていた。ご飯を食べてお酒を呑んで、そのままホテル。いつもの流れというやつだ。
15歳ころから20代前半までのオトコの本体は下半身である。もちろん例外もあるだろうが、ほとんどのオトコがそうだろう。
鼻息荒く彼女の服を脱がしにかかる。が、それを制して彼女はわたしの服を脱がし始める。
すでに下半身は反応している。
「わたしから」と言われるままに、わたしは受けに徹していた。耳を、唇を、乳首を舐められ、そのまま彼女の口は、わたしの下半身を舐め始める。
本体を掌握され、オトコは快楽に支配される。気持ち良くなる。ただそれだけに集中するように、それだけに支配される。
舐めて、咥えて、手で擦って、舐めて、咥えて。彼女はわたしが果てるまで、その手を止めることはなかった。
果てるとオトコは賢者になる。が、それだけで終わるのは駄目だ。今度は目の前の彼女を気持ち良くしなければならない。
わたしは彼女の服を脱がしにかかる。上を脱がしブラが見える。そしてスカートを脱がし、彼女が下着姿になったとき、わたしは気付く。
彼女のショーツの前面が膨らんでいる。彼女は、わたしと同じものを持っていた。わたしの中で、なにかが萎えるのを感じた。
隠してたわけでは無いが言えなかったと彼女は言う。「ごめんなさい」と泣きながら謝る彼女を、わたしは抱きしめることしかできなかった。
行為はそこで終わった。わたしは彼女を気持ちよくは出来なかった。彼女を触っても、わたしが反応することもなかった。彼女も、それ以上は求めてこなかった。
それ以降、彼女とは会えていない。わたしを好きになってくれた女性との、別れの言葉は「ごめんなさい」だった。
彼女が謝ることなんてひとつもなくて。
同性愛者にたいして、わたしはとくになにも意見を持っていない。否定も肯定もなく、誰かが誰かを好きになっただけだと認識している。
と、言葉にはしている。否定したクセにだ。受け入れないは、否定と同等の傷を与える。わたしは、確かに彼女を傷つけたのだ。
あれからしばらくの時間は経っている。今のわたしは、言葉通りに否定せず受け入れることができるのだろうか。
ひとを愛するということは、そのひとを受け止めることだ。与えるだけが愛ではない。相手の愛を受け止めること。それもまた愛なのだ。
与えるよりも、受け止めるほうが難しいのが愛なのである。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
愛を語るには、わたしはまだ幼いですかな
それでは、佐世保の隅っこからウバでした。
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