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映画「国宝」


1年ぶりに劇場で映画を見た。「国宝」。歌舞伎役者を題材とした映画である。
私はあまり歌舞伎や能といった伝統芸能にはあまり興味はない。というか見ようとも思ったことはない。劇中に出てくる「曽根崎心中」などという題は「学校の授業で聞いたことのある」ぐらいの認識である。

じゃあなぜ行ったの?

私はPerfumeが好きなのだが、メンバーのかしゆかちゃんがインスタでこの映画を紹介していたこと、Perfume関連のFFさんと私の家族からも薦められたこと、地元のショッピングモールの懸賞に応募したら「国宝」のオフィシャルTシャツが当選したことの4つの要素が重なり、騙されたと思って行ってみたのである。


歌舞伎であったり能であったり落語といった伝統芸能の世界は自分たちのような一般人が想像する以上に上下関係であったりだとかいろんなイデオロギーが生じるシビアな世界。いわば閉鎖された社会のような気がする。仏教用語に不死借身命という言葉があって、これは仏道修行のためならば自分の命も惜しまないという意味であるが、歌舞伎であったり能であったり、もっと言うと寿司職人という日本の伝統文化という社会はこの不死借身命という言葉がよく当てはまるなと感じた。

今の世の中って「多様性」だったりとか考え方とかテクノロジーがどんどん進化してるんですよね。でもね、伝統文化を継承していくためには「多様性」って言葉は通用しないんですよ。3時間という時間の中で、作り手からはそういうメッセージが込められている。私はそう解釈します

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