ドキドキ☆ハロウィンdeデスゲーム!!
さてさて。
もうすぐ狂人大仮装祭ですね。
私はあの行事があまり好きではありません。
得体が知れないからです。
まず、ぱーりーぴーぽーの祭りじゃないですか、あれ。
私もパリピになりたいのですが、世の中そんな甘くない。一部の選ばれし人間だけがあの境地にたどり着けるのです。
パリピたちが街中に集い騒ぎ立てる祭りなので、まだその域に達していない私には理解できないのです。
そして、悲しいかな、ハロウィンは休日じゃないんですね。
こいつは大きいです。
私は祝日にならない文化や行事はあまねく淘汰されるべきだという考えをもった非祝日祭事廃止主義者なので、ハロウィンが祝日になるその日まで、決してあの祭りを受け入れることはないでしょう。
あと、あの文化は出処がよく分かりません。
日本人で狂人大仮装祭がどの宗教の行事、文化なのか知っている人がどれほどいるでしょうか。
ネットで適当に検索しただけなので情報の確度は保証しませんが、調べてみたところによると、起源は古代ケルト人。
確かヨーロッパのガリアとかに住んでた人らしい、、、ってのをヴィンランド・サガで読んだ記憶があります。
ローマ帝国に追い立てられたり、ゲルマン人の大なんちゃらとかがあって、現在はヨーロッパ全土に広がり、多くはアイルランドに居るそうです。
彼らケルト人の信仰における収穫祭的なやつであるサーウィ祭ってのが起源みたいですね。いまから二千年くらい昔からやってたみたい。
昔はケルトの民族信仰である多神教の行事だったけど、中世のキリスト教至上主義をやってた時代にキリスト教の祝祭とサーウィ祭が結びついたっぽいです。
その後アイルランドに在住していたケルト人がじゃがいも飢饉で新大陸やらに移住したことで「ハロウィン」として世界中に認知されたらしいです。
そういう紆余曲折を経るうちに収穫に感謝する祭りだったものが、軽トラをひっくり返す祭りになったようです。
文化が複数民族間を伝播することで起こった、まるで伝言ゲームのような文化変遷が垣間見えますね。
これほどに文化を醜悪に変容させたという事実に歴史の神秘を感じ、感慨深く思います。
さて、前置きはここまでです。
ハロウィンの歴史を知り、あなたの知識量がちょこっとだけ増えたところで、タイトル回収と行きましょう。
私は、私の文章を読んでくれる方にすこしでも有益たりえる情報や知識はできるだけ与えたくないので、これから記すクソみたいな情報で辻褄合わせをしようと思います。
ドキドキ☆ハロウィンdeデスゲーム
I have a dream!
キング牧師は言いました。
「私には夢がある」と。
私にも夢があります。
牧師のような高尚なものではないですが。
私の夢は、”湯水のように金をもった権力者の子供に生まれて、親の金と権力で好き放題すること”です。
今世では達成不可能なことが確定しているので、来世のおいらに期待大、です。
さて、もしも無尽蔵の金と権力を手に入れたとしたら、ハロウィンであなたは何をしますか?
私はもちろんデスゲームをします。
私は普段からデスゲームのことばかり考えているデスゲーム愛好家です。
なので、今回はハロウィンにちなんだデスゲームを考案しました。
この文章を読んでいる人の中に、湯水のように金をもった権力者の子供がいたら、是非試してみてください。
1、材料(一回分)
・多重債務者(四人)*¹
・拳銃(一丁)*²
・防音対策ばっちりの部屋(4つ以上)
・死体処理班(自身で処理する場合は不要)
・被れるくらいのかぼちゃ(3つ)
・丈170センチ以上のマント(3着)
・債務者1人分の完済額+数千万円〜数億円の金銭
*¹:多重債務者は、知り合いである二人組のペア✕2という構成で用意してください。一方のペアのメンバーが他方のペアのメンバーと完全に無関係であることに留意してください。
また、四人とも体格がほぼ同じであるようにしてください。
二人組のペアは、親類、恋人、仲の良い友人などの関係性が望ましいです。
*²:殺し損ねる可能性の憂慮、血がたくさん出たほうが面白い、などの理由から、拳銃はある程度貫徹力のあるものを用意してください。
また、債務者がヤケを起こしてデスゲーム主催者を殺害しようと試みる可能性があるので、主催者は別室監視という形が望ましいです。
2、手順
1、四人の債務者の口を塞いで発話が不可能な状態にします。予め声帯を切除しておくと確実でしょう。
2、債務者四人全員を別々の個室に入れ、うち三人の個室には目と口の部分をくり抜いたかぼちゃとマントを置いておき、着用させます。
3、仮装着を着用した三人を一つの個室に集め、椅子等に緊縛しておきます。
4、3人の居る個室に最後の一人の債務者を入れ、拳銃を渡します。
一人しか殺害できないように、弾倉には弾丸を一発だけ装填してください。外した場合は都度追加の弾丸を供与してください。
5、四人全員にデスゲームの概要を説明してください。
拳銃を持った債務者から見て、かぼちゃを被った債務者の中に一人の知り合い、二人の他人が居ることが分かるように説明してください。
6、拳銃をもった債務者に、三人の仮装者のうち誰か一人を殺害させます。
殺害を拒否した場合は、2に戻り、拳銃を与える債務者を選定し直してください。
7−1、殺害された対象が他人の債務者であった場合、殺害した債務者に、完済額+αの金銭を授与して、解放します。
残りの二人については、殺害者の知り合いである債務者は、生かしたまま債務を続行させましょう。他人の債務者は、殺害された債務者の債務額を上乗せして、債務を続行させましょう。
解放した後に通報される可能性を考慮して、会場の位置などは割れないように移送した後、解放ましょう。
7−2、殺害された対象が知り合いの債務者であった場合、殺害した債務者に、殺害された債務者の債務額を上乗せして債務を続行させます。
残りの二人は今まで通りの債務額で債務を続行させましょう。
8、4回以上引き直しを行い、債務者全員が一度は殺害する側に回った上で、その全員が殺害を拒否した場合、全員を殺害します。
この情報は事前説明では伏せておきましょう。
3、このデスゲームの魅力
このデスゲームの魅力は、何と言っても信頼と欲望の間で葛藤する債務者の姿です。
自分で考案していて自讃するのもなんですが、このデスゲームの構造のポイント2つあります。
1つ目は、知人の命と金銭とを運の天秤に掛けるかどうかを、プレイヤーに選択させる点でしょう。
2つ目は、解放されるのは一人だけだという点です。
拳銃を渡された債務者は、殺害を拒否したら次は自分が殺されるかも知れない、かと言って殺害を選べば、知人を殺してしまうかも知れない、という命の選択のジレンマを味わいます。
さらに、もう一つ、殺害を拒否したら、誰も殺さずに済むが、たとえ生き残っても債務が増えるかも知れない、かと言って殺害を選べば、債務から解放されるかも知れないが、逆に債務が増える可能性もある、という金銭のジレンマを味わいます。
また絶妙なことに、賭けに成功する確率は1/2ではなく2/3なんですよ。
1/2なら完全に運任せなのですが、2/3だと、欲が出ます。
これならワンチャンあるんじゃないか?と。
欲望に負け、知人との信頼を捨てて殺害する、というのが良いんですよ。
仮に友人を殺してしまったら、信頼を裏切りったうえ債務も増えるという最悪の状況に陥ります。
逆に博打に成功したとしても、信頼より欲望をとったという事実は残り続けます。自分ひとりだけが債務から解放され、債務を抱えて生き残った友人からは、「自分のことを殺そうとした裏切りもの」として恨まれることでしょう。きっともう元の関係には戻れませんねぇ。
人間、特に日本人は、「みんなで一緒に不幸になろう」という構造を美徳に思っている節があるので。
だからこそ、解放されるのは一人だけ、というのが重要なんですね。
また、「欲望のために殺害する」という構造を鑑みると、最後に渡す金銭を「返済額+α」にした設定と、手順8を事前説明で伏せておくというルールが活きてくるんですよ。
返済額に数千万円〜数億円の大金を上乗せすることで、「返済のためにやむなく殺害」ではなく、「返済した上でさらに遊んで暮らせるような大金を手に入れるために殺害」という金銭欲の付加価値がつくんです。
また、手順8を伏せるルールも、「全員死ぬよりはマシなので殺害」ではなく、「自分の命可愛さや金銭のために殺害」という欲望の付加価値がつきます。
まあ、手順8については、勘のいい債務者なら「主催者を退屈させることは悪手」だと気づくかも知れませんが。肝要なのはルール自体ではなく、綺麗事で言い訳をさせないよう釘を刺すこと、なので大丈夫です。
そうやって、金、命、信頼、幸福、倫理観、などの要素を頭の中でぐるぐるさせながら葛藤するプレイヤーの様子を別の部屋からけらけら笑いながら観る。こんなに楽しいことは無いでしょうねぇ。
4、アレンジのすすめ
私が提示したルールの他に、ご自身でアレンジを加えてみることもおすすめします。
特にデスゲームを行う上での演出は、主催者様の任意で設定できるので自由度が高いです。まぁでも、折角なのでハロウィンにちなんだ演出にすることをおすすめします。
例えば、殺害権をもった債務者に向けて、「ライフ・オア・マニー」と問い、見事博打を当てたときには「ハッピーハロウィーン!!おめでとう!君は債務から解放され、大金を手にして人生あがりだ!!これからは命より金を選んだ人間として、幸せな人生を送りな!」って放送するとかね。
妄想が膨らみますね。
それだけでなく、ゲームの趣旨を崩さない範囲内であれば、多少のルール変更をしてみるのもいいでしょう。
私が考えた追加ルールのアレンジの一例を紹介しましょう。
それは手順2において、債務者全員に「5文字のメッセージ」を自由に書かせるというものです。この時点ではデスゲームの存在は伝えていないので、「なんでも良いので自由に五文字以内の言葉を書きなさい」と指示します。そして、いざ殺害するという時分になったら、それぞれの書いた5文字を殺害者に見せて、誰が自分の知人なのかを推測させる、というものです。なので、もし名前などを書いたら書き直させてください。
拳銃をもった債務者はより深く悩み、葛藤するのできっと面白いでしょう。
デスゲームを知らない状態での5文字以内なので、個人を特定できるような情報になりえる可能性はかなり低いでしょう。
ですが、どうしても心配だという場合は、5文字を書かせた上で、それをチグハグにして殺害者に伝えるのも良いかも知れません。
もしもたった五文字で個人を特定できるほどに二人の間に強い絆があったとしたら、確実に大金を手にできるという確信のもと、残りの二人を狙います。もしかしたら+αの大金で、知人を債務から解放してやろうという考えさえ持っているかも知れません。しかし、実際には知人を殺す確率が1/2に上昇するのです。
確信をもって放った弾丸が自分の知人を貫いた時、一体どんな表情を見せるんでしょうねぇ。
と、このように、アレンジルールを加えることでこのデスゲームを更に魅力的なものにすることができます。
ですが、前述したようにこのデスゲームの主題は「命と金銭を運の天秤に掛ける葛藤」です。なので、この趣向は変えないように注意してください。
万が一このデスゲームを開催して主催者に危害が及んでだとしても、当方は一切責任を負いません。
ハロウィンで思い出しました。
チェンソーマンっていう漫画に書いてあったのですが、実は宇宙を知り尽くした先にある真理は、「ハロウィン」なんだそうです。
「宇宙の悪魔」が言ってたので多分本当なんでしょう。
人類は未だ広大な宇宙のほんの指先程度の事象しか観測できていないので、私達にはまだまだわからないことなのですが。宇宙の真理が「ハロウィン」ならば、この馬鹿げたデスゲームを「ハロウィン」と呼称することにも何ら違和感はありませんよね。
それでは皆さん、楽しく10月31日を過ごしてくださいね。
Have a nice Hallween !
