「動物のお医者さん」19(当時の毛ガニ事情)
大学時代にこのマンガに出会い、マンガの連載中に獣医学部の学生だったこともあり、親近感を感じていました。
当時の獣医学部の大学生活についても織り交ぜながら、「動物のお医者さん」の思い出を振り返ってみたいと思います。
前回はこちら

多くの日本人のテンションを上げまくる
『毛ガニ』
しかし、当時はそうでもなかった・・・
えっ!?
当時っていつの事?
ですよね~。
それは、私が北海道は札幌という所に住んでいた1990年頃の事です。
今では、毛ガニは全国的にも有名な高級ガニですよね。
当時は、毛ガニの名前は全国的にも知られるようになっていましたが、北海道内ではそこそこお手頃価格で手に入った記憶があります。
もちろん学生の里塚には手が出ませんでしたけどね。
動物のお医者さんを読んでいると、

毛ガニの差し入れのシーンがありました。
そして、思い出したのです。
里塚にも、
『毛ガニパラダイス』
があったことを!!!
話は変わりますが、
皆さん、
『花咲ガニ』ってご存知ですか?

タラバガニと同じヤドカリの仲間です
主に、根室近海で水揚げされます。
当時は、花咲ガニはさらにマイナーで、北海道以外ではほとんど知られていなかったのではないでしょうか。
ちなみに、毛ガニはこちら

そんな時、何気なくテレビを見ていると、
本州(内地)で、毛ガニを売っている画像が流れてきました。
でも、何か変です。
良く見ると、それは毛ガニではなく、花咲ガニだったのです!
花咲ガニを本州の人があまり知らないのをいい事に、ひどすぎるではありませんか!!

「ウソやーっ!」
「それ、『毛ガニ』と違(ち)ごて、『花咲ガニ』ちゃうんか~い!!」
って、思わず突っ込んでしまった里塚でした。
もしかして、売っている人も毛ガニと花咲ガニの区別がついてなかったの???
それだけ、花咲ガニはマイナーな存在だったんですね。
さて、話を本題に戻します。
当時、一平青年は知り合いに頼まれて、その人のお子さんの家庭教師をしていました。
家庭教師が終わって帰ろうとしていた時、
「親戚から毛ガニが送ってきたから少し持って帰ってね。」
(動物のお医者さんと同じパターンですね)
と言われ、ビニール袋を手渡されました。
「ありがとうございます。」
といって受け取ったのですが・・・
思っていたより重い。
新聞紙に包まれているので、中身は見えない。
・・・もしや、
巨大毛ガニ???
・・・そんなものはいない・・・
すっごく気になったのですが、その場で新聞紙を開けてみるなんて失礼なことができるはずもなく・・・。
里塚は常識人ですから😁
ちゃんと家に帰ってから開けてみましたとも。
・・・と言いたいところですが、
気の置けない知り合いだったという事もあり、
「開けてみてもいいですか?」
と、一応断りを得てその場で見させてもらいました。
ジャジャーン!
お~っ、毛ガニが5杯も入っているではありませんか!!!

「こっ、こんなに頂いても良いのですか?」
と、驚いていると、
「いいの、いいの。」
「親戚からたくさん送られてきたので、貰ってもらう方がありがたいのよ。」
とのお言葉。
知り合いのご実家は漁師町らしい。
「今でこそ、毛ガニは有名になってきたけど、昔はそんなに知られてなかったのよ。」
「田舎の港ではよく網にかかってたんだけど、売り物にならなかったから子供のおやつにしてたくらいだもの。」
なのだそうです。
恐るべし北海道!
一人で食べきれるはずもなく、

こんなに綺麗にさばく自信も無いので、大学へ持っていってみんなでおいしくいただいたのでした。
このような『毛ガニパラダイス』に、一度ならず幾度も恵まれた里塚の頭の中には、
『カニは特別珍しいものではない』
という、非常に贅沢な思考回路が完成したのであります。
このようにして里塚は、おそらく希少生物であろう、
『カニを見てもときめかない日本人』
になったのでありました。
おわり
ちなみに、カニは好きですよ。
毛ガニは、時々北海道の友達が送ってくれます。
北海時代さばき方を教えてもらったので、さばく係は里塚です。
さばきながら、カニの肩の部分(足の付け根)の身をつまみ食いし、残りはみんなにあげちゃいます。
ただし、カニミソは頂きます。
毛ガニのカニミソは大好物です。
ちなみに、ズワイガニ(越前ガニ、松葉ガニ)は焼きガニが一番好きです。
ホットプレートでも美味しくできますので、お試しあれ~ 🦀
