北条時宗
外からの脅威が現実になると、鎌倉はいつもの内紛の論理だけでは動けなくなる。異国の使者、国書、そして再来の予告が、沿岸の緊張を高めていった。動員をかければ農村は疲れ、警固を続ければ御家人の負担が積み上がる。それでも備えを止めれば、国そのものが危うい。北条時宗はこの板挟みの中で、戦い方だけでなく「戦後」をどう支えるかまで背負っていく。
北条時宗 〜元寇を越える執権、禅の胆力〜
北条時宗の軌跡──若き執権、蒙古襲来へ
幕府の動員線──異国警固番役の始動
文永の役──博多の海と夜戦
弘安の役──防塁と再来の嵐
戦のあと──恩賞と財政、鎌倉の揺れ
ひとつ上のまとめ:源平・鎌倉時代
