将来のことを考えるたびに苦しくなっていた僕が気づいた、心を軽くする“考え方”は「判断できる心の余白」だった
『家族のため』を考えているはずなのに、なぜかしっくりこない
妻と子どもに向き合い出した頃の僕は、
子どものために、妻のために考えているはずなのに、
余裕がなかった。
あの頃は、毎日を回すことで精一杯でした。
朝は、子どもが起きる前に支度をして、
起きてからは食事や着替え、
朝から始まる癇癪やきょうだい喧嘩。
時間に追われたまま登園して、そのまま出社。
日中は仕事に追われ、終わるころには
自分のことを考える余地はほとんど残っていません。
急いで帰宅し、ご飯、お風呂、寝かしつけ。
朝も夜も、ずっと何かに追われている感覚でした。
今なら「余裕がなかった」と言えます。
でもその頃は、
そう思っていませんでした。
このnoteを読んでほしいあなたへ
子どものこと…発達のこと…
「どう思う?」と聞いているのに、
返ってくるのは曖昧な相づちや、
どこか他人事のような反応。
不安で、パートナーに相談しているはずなのに、
ちゃんと受け取ってもらえていない。
もしかしたら、
あなたはこう感じているかもしれません。
このnoteに書いているのは、
「ちゃんと向き合えている夫」の話ではありません。
その逆で、
向き合っている“つもり”で、
大事なところを見れていなかった僕の話。
・なぜ、話を聞いているはずなのに噛み合わなかったのか
・なぜ、協力しているつもりでも距離が生まれていたのか
・そして、何に気づいたことで少しずつ変われたのか
当時を振り返って綴っています。
もしあなたが、
「旦那の本心、ここに書いてありそう」
そう感じたなら、
そんな
パートナーの気持ちを知るヒントになると思います。
「今」に向き合いたいのに、判断が苦しかった
その頃の僕は、ただ必死でした。
子どものこと、特に発達のこと
調べて動いていたのは妻でした。
僕は仕事でいっぱいいっぱいで、
正直、任せたい気持ちもありました。
それでも、
妻の負担を減らしたい思いはあって、
話を聞き、考え、
自分なりに答えようとしていました。
でも。
一番しんどかったのは、
新しい判断を求められる瞬間でした。
将来が不安だった、というよりも。
当時の僕が一番困っていたのは、
どう動けばいいのかわからない状態
だったのだと思います。
仕事にも、家庭にも、
向き合おうとしていたのは事実です。
ただ、
判断し続けるための
心の余白は、
もう残っていませんでした。
⸻
僕が少し立ち止まれた瞬間
将来の話をしたとき、
ふと、気づいたことがありました。
それは、
「何をするか」よりも前に、
どこまで考えればいいのかが分かっていなかった
ということです。
それまでの僕は、
目の前の判断に追われ続けていました。
次はどうするか。
これで合っているのか。
また別の選択肢はないのか。
考えているつもりで、
実はずっと、
考え続けなければならない状態に
自分を置いていたのだと思います。
将来の話に触れたとき、
不安が消えたわけではありません。
ただ、
「ここまでは想像していい」
「ここから先は、今考えなくてもいい」
そうやって、
考える範囲に輪郭ができた気がしました。
そのとき初めて、
ずっと張りつめていた気持ちが、
少しだけ緩んだのを覚えています。
⸻
漠然と怖がるのではなく、できるだけ具体的に想像してみる
それまでの僕は、
将来のことを考えようとすると、
気持ちが一気に重くなっていました。
何が起こるかわからない。
どこまで考えればいいのかもわからない。
ただ、漠然と怖い。
だから、
考えているようで、
実はずっと避けていたのかもしれません。
少し立ち止まれたあと、
僕は、考え方を少しだけ変えてみました。
全部を考えようとしない。
その代わりに、
起こりうることを、できるだけ具体的に想像してみる。
でも、今すぐ答えを出す必要はない。
それだけで、
不思議と気持ちは少し落ち着きました。
不安が消えたわけではありません。
でも、
何も見えないまま怖がっていた頃より、
ずっと扱いやすくなった気がします。
⸻
子どものために、まず親が守りたかったもの
将来を考えることで
不安がキレイになくなる訳ではなかった。
ただ、
不安との向き合い方が、
少しずつ変わっていった気がします。
そうして気づいたのは、
子どもの今や将来を大切にしたいと思うなら、
その前に、
親である僕自身の“心の余白”を守ることが先だった
ということです。
僕にとっての心の余白は、
「今すぐ決めなくていい」と
自分に言える状態でした。
余白がないと、
考えることそのものが苦しくなります。
選ぶことがしんどくなって、
今に向き合う気力も削られていく。
逆に、
少しでも余白があると、
完璧じゃなくても、
その時々の最適解を選べるようになる。
将来のことを思い描いたからこそ、
今の成長を、
前よりも大切に感じられるようになりました。
昨日より少しできることが増えたこと。
相変わらず時間はかかるけれど、
それでも確実に進んでいること。
僕は、これからも迷うと思います。
それでも、
不安と一緒に、
子どもの成長を感じながら、
家族で歩いていきたいと思っています。

