ASDの子どもの将来を明るくする ―それが、僕の人生のミッションになった日―
このノートを読んで欲しいあなたへ
このnoteを開いてくれたあなたは、
きっと一度は、こんな不安が頭をよぎったことがあるのではないでしょうか。
『この子は、
ちゃんと生きていけるんだろうか。』
今はまだ小さい。
でも、この先もずっと守り続けられるわけじゃない。
学校は? 仕事は? 人間関係は?
そして、親である自分がいなくなった後は――。
はっきり言葉にはできないけれど、
心の奥に沈んでいる不安。
今日は、
そんな不安を抱えながら子育てをしているあなたへ
僕自身の話をさせてください。
もしかしたら、
その言葉にならない不安の輪郭が、
少しだけ見えてくるかもしれません。
そして、暗いと思っていた場所に、
まだ消えていない光があることに
気づくきっかけになるかもしれません。
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この先の話を、どうしても書いておきたかった理由
前回のnoteでは、
僕が17年続けた仕事を辞め、家族のために大きな決断をした話を書きました。
東京での働き方に限界を感じ、
収入が下がることを覚悟の上で、
「家族と向き合う」ことを選んだ話。
今回は、その“続き”です。
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無職になって、初めて見えたもの
仕事を辞めて、しばらくの間、
僕はほとんど家にいました。
正直に言うと、
「まずは少し休もう」くらいの気持ちでした。
でも、その時間は、
思っていた以上に濃いものでした。
ごはんを作り、
登園の準備をし、
子どもと同じ目線で過ごす時間が増えました。
そこで、ある変化に気づきます。
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環境が変わると、人は変わる
僕の長男は、ASDの特性があります。
例えば、
コミュニケーションは、
定型発達の子よりもゆっくりです。
東京にいた頃、
彼はよく癇癪を起こし、
気持ちの切り替えがとても苦手でした。
こだわりが強く『いつも同じじゃないとイヤ』。
なので、
大阪への引っ越し・転園という大きな変化は
この子にとって
どれほどストレスとなり、どうなるだろう…
と、妻も私も不安でした。
ところが、この引っ越し・転園をきっかけに、
様子が変わっていったんです。
表情が柔らかくなり、
癇癪の頻度が減り、
自分の思いを言葉で伝えられるようになり、
人との関わり方も上手になっていきました。
妻も僕も、はっきり感じていました。
この子が「変われている」のは、
環境が合ったからだ、と。
その実感は、
僕の中に強く残っていました。
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仕事探しの中で出会った“言葉”
家庭が少しずつ落ち着き、
次に考えなければいけなかったのは、仕事でした。
収入は必要です。
でも、子どもたち、妻と向き合うことを
決めた今の僕にとって、
仕事は何でもいいわけじゃない。
そんな中で出会ったのが、
障害のある方の「働く」を支える仕事でした。
面接で聞いた言葉を、
今でもはっきり覚えています。
「障害や特性のある人たちは、
環境を整えることで力を発揮できる」
そして、
「私たち(障害のある人)自身が、
障害をもちながら働く人の未来を示す存在になる」
その瞬間、
頭の中で、いくつもの点が一気につながりました。
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家庭で見てきた光景と、重なった
引っ越し後の長男の変化。
環境が変わったことで見せてくれた成長。
あれは、
偶然じゃなかった。
家庭の中で起きていたことと、
目の前で語られている仕事の思想が、
ぴたりと重なりました。
この仕事は、
誰かのためだけじゃない。
息子の未来の話だ。
そう思ったとき、
自然と答えは決まっていました。
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働く理由が、はっきりした
「ここで働きたい。」
その言葉が、ふと口をついて出ました。
それは、
安定のためでも、肩書きのためでもありません。
・障害を持つ人が自分らしく生きられる社会をつくること
・家庭の中で感じてきた希望を社会の側からも広げていくこと
それが、
僕の人生のミッションになった瞬間でした。
正直に言うと、
僕が最初から「社会を変えたい」と思っていたわけではありません。
ただ、
自分の家庭が本当にしんどくて、
子どもと向き合うこと自体に心が削られて、
その苦しさが外には伝わらないことが、何より辛かった。
だからこそ、
「同じ思いをする家庭を、できるなら減らしたい」
そう思うようになりました。
家庭の中で感じた
「もしかしたら、未来は少し明るいかもしれない」という希望を、
偶然じゃなく、意図してつくれるものにしたい。
今、僕が
障害のある人が働く現場に関わっているのは、
その希望を“証明できる場所”だと感じたからです。
目の前の人が輝き続けられる環境をつくる。
それ自体が、
まだ5歳の息子の将来を、現実として支えることにつながる。
今は、そう信じています。
あなたへ
もし今、
「この子は、将来ちゃんと生きていけるんだろうか」
そんな不安が、ふと頭をよぎることがあるなら。
その不安は、
あなたが弱いからでも、考えすぎだからでもありません。
それだけ、この子の人生に本気で向き合っている証。
僕自身、家庭の中で感じた小さな希望が、
社会の側でも確かに存在していることを知りました。
環境は、整えられる。
人は、変わっていける。
未来は、誰かに用意されるものじゃなく、つくっていくもの。
だからこれからは、
ASD育児の「今」だけでなく、
その先に続く「将来」についても、発信していきます。
スマホを見て調べてしまうたびに
不安が増えてしまう毎日を、
そろそろ終わりにしたい。
そんなあなたと、
同じ目線で、一緒に考えていけたら。

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終わりに
ここまで読んでくださって、
ありがとうございました。
気づきやご感想をコメントにて
聞かせてもらえると嬉しいです。
次回は、
障害のある方の「働く」支援を通じて得た
体験と僕の中での気づき、
そして、
僕の新しい挑戦について、具体的に書いていきます。
また、ここでお会いできたら嬉しいです。

