踊らせてみる実験(2025.6)

ChatGPTの描画癖を矯正するため、キャラクター「ZIP」のダンスシーンを描かせてみた話です。(既に1年以上経っているので、現在はもっと良い方法があるかもしれません)
初期課題:プロポーションが崩れる原因
AIによる一般的なキャラ描画で、ZIPのプロポーションが崩れる問題が頻発。原因と思われるものは以下の通り。
• 頭部優先のバイアス:AIは顔や頭を先に描き、頭が大きく、胴体や脚が短い「幼児体型」に。
• 全体バランスの設計不足:全体の構造を考えず、頭身が崩れ、姿勢が不安定。
• カメラアングルのズレ:ローアングルを指定しても、中途半端な視点になり、脚の長さが目立たない。
• 少年化バイアス:ZIPを「少年」と誤認し、肩幅が狭く、手足が小さい体型に。
• 全体収容による縮小:他の要素を画面に詰め込み、ZIPが小さく、存在感が薄れる。
ダンスシーンを選んだ理由
ダンスのポーズは、頭部優先や短足化の癖を明確にし、8頭身の体型を追求する実験に最適でした。

プロポーション修正の戦略
ZIPのダンスシーンで8頭身を目指し、以下の方法を試しました。
1. 描画順序の制御:
• 足元起点:「つま先から描画」と指定し、頭部優先を抑制。
• 天地逆転:画像を上下反転させ、脚を先に描くよう誘導。
• プロンプト指定:「Draw from feet upward」でダンスポーズを調整。
2. カメラアングルの固定:
• ローアングル:「地面すれすれ」の視点で動きを強調。
• 望遠レンズ効果:歪みを抑え、バランスを整える。
3. 8頭身体型の明確化:
• 頭部サイズ:「画像高さの1/8以下」と指定。
• 成人体型:「脚は全高の60%以上」「20代男性」「スリムでアスレチック」と指示。

4. 構図の統制:
• 主従関係:ZIPを主役に、他の要素を統一。
• 背景整理:不要なUIを排除。
• 画像比率:縦長(2:5)で全身を確保。
天地逆転
美術の「天地逆転チェック」は、バランスやパースの誤りを検出。AIに適用し、脚から描くよう促し、ダンスの比率を改善。AIの癖は、美術教育をうける前の「頭から描く」「バランス不足」に似ており、プロンプトで補いました。
試行錯誤とAIの混乱整理
各手法は段階的な改善にとどまり、AIが指示を無視することも。しかし、データをセーブし、新規セッションで再開すると顕著な進展が見られました。AIの混乱をリセットすることが一番有効な回避策かもしれません。
(2025.6.24 Grok3まとめ)
