︎🌟長男⑬終わってなかった、家族の誕生日
今月、長男の、
20歳の誕生日を迎えました。
当日は、
他にお祝いしてくれる人がいて、
出かけていました。
長男の誕生日をお祝いしてくれる人がいることが嬉しくて、
もうそういう年頃だから、
親のお祝いはいらないかなと、
私は思っていました。
朝は寝ていて、
帰りも遅くて会えなかったので、
LINEだけ送っておきました。
翌日も、
朝は本人が寝ていたので
私も夫もそのまま出勤。
夕飯も特に考えず、
よりによって、軽めの麻婆茄子。
私の中では、
すっかり終わった気になっていました。
すると、
夫がタルトを買って帰宅しました。
「長男と一緒に食べよう」と。
夕飯も麻婆茄子だけだし、
ちょうどいいね、と言いながら、
長男の帰宅を待ちました。
夜10時すぎ。
バイトを終えて帰宅した長男が、
キッチンにいる私のところに来て、
ひとこと目に、
「まだ言われてないよ。」
と、ニヤニヤ。
私は、LINEはしたけどね、
と思いながら、
「誕生日おめでとう。」
と言いました。
次に、
リビングにいる夫のところへ行って、
またニヤニヤ。
夫も、
「誕生日おめでとう。」
もう家族での誕生日なんて、
本人は意識していないと思っていたのは、
私だけでした。
そのあと、
「ロウソク、20本さす?」
「刺さない(笑)」
「タルトかたいから、ささらないよ。」
なんて話しながら、
ケーキを並べました。
そこで、渡すものがあることを、
ふと、思い出しました。
ひとつは、
本人名義の通帳です。
就学前のお年玉や、
祖父母からの入学祝い、
お小遣いの上乗せ分を貯めておきたいと
言われ入れていた分など、
それなりの金額になっていたものです。
18歳で成人になり、
親が管理するものではなくなったので、
2年前に存在は伝えてありました。
でも、本人が
「まだ使わないから持っててほしい。」
と言うので、
「使いたくなったら言って。」
と伝えて、
預かっていたものです。
そこそこの金額なのに、
今回は受け取るね〜くらいの
軽いテンションで、
テーブルに置かれました。
そして、もうひとつ。
初めて見せて、渡したのは
アルバムです。
長男が生まれたとき、
ちょうど20ページのアルバムを買いました。
毎年家族写真を撮って、
私からと夫から、
それぞれメッセージカードを貼って、
20歳の誕生日に渡そうと思っていたのです。
0歳。
産院で、まだ保育器に寝ている長男と、
私と夫、3人の写真。
そして、2人からのメッセージカード。
1歳。
家で、3人で誕生日パーティーをしている写真と
メッセージカードが2枚。
2歳からは次男も加わり、4人の写真。
4歳からは三男もいて、5人の写真。
プレゼントを持っている写真や、
ディズニーランドでの写真もあります。
そして毎年、
2人からのメッセージカード。
素敵なアルバムでしょう。
…と、思いきや。
家族写真とメッセージカードがあるのは、
8歳まで。
9歳は写真だけ。
10歳からは、何もありません。
9歳のとき、
夫にカードを書いてもらうタイミングを
逸しているうちに、
私も書きそびれてしまい、
誰かに
「女の子ならともかく、
男の子が20歳でこんなのもらって喜ぶ?」
と言われたこともあって、
そのまま、
やめてしまったのでした。
不完全で残念だから、
渡すか迷っていました。
でも、
渡すならこのタイミングしかないと思って、
渡しました。
すると長男は、
思っていたよりもずっと喜んで、
8年分のメッセージを読み、
9枚の写真を何度も見比べて、
楽しそうに感想を言ってくれました。
次男と三男が赤ちゃんのとき、
プクプクに太っているとか。
お父さんは痩せていて若くて、
違う人みたいとか。
お母さんは変わらなすぎ、とか。
部屋で誕生日ケーキを食べている
写真の後ろに映っている
ブラウン管テレビを見て笑ったり、
「おれの部屋にある時計、
このときからあるの?」
と驚いたり。
たった9枚の写真で、
ずいぶん盛り上がりました。
タルト、そっちのけで(笑)。
8歳でメッセージカード、
9歳で写真が終わってしまっていることも、
それはそれで、
3人で笑いました。
ひととおり盛り上がった後、
長男が、
こんなことを言いました。
今は、写真を見て懐かしいと
思うこと自体があまりない。
全部スマホのデータで、
時々みんなで見たりするから、
懐かしいと思うほど長い間
見ないということがない。
だから、こうやって昔の写真を見て
「懐かしい」と思えるのって、
なんかいいね。
ああ、そうか。
ちゃんと最後まで、
続ければよかったなと、
少しだけ後悔しました。
最後に、
長男の同級生のお母さんから
LINEをもらったことを話しました。
「おめでとう。ママになって20歳!」
という、メッセージでした。
それを長男に話して、
「私も20年だって。
20年前に産んだ私に、なにかないの?」
と言ったら、
照れずに、ちゃんと
「産んでくれて、ありがと。」
と、言ってくれました。
もう家族で祝う歳じゃないかな、
なんて思っていたけれど、
私にとっても、
大事な一日になりました。
