電車でスマホを見ていないのは誰?55歳ポンコツ主婦日記📔
電車移動の際、運良く座席に座ることができたとき、あなたは何をして過ごしますか?
スマホは本当に便利ですね。これさえあれば、電車に乗ってどこまでも行けるような気持ちになります。
もっとも、私は心配性な性分なので、外出時はあれこれと荷物が増えてしまうのですが。
最近、ありがたいことにランチのお誘いをいただく機会に恵まれています。
55歳で現役を引退した私にとって、こうした非日常は、社会との繋がりを持てる貴重なひとときです。
さて、我が家から都心へは、電車で30分から40分ほどかかります。移動中、運良く座席に座れたとき、私は読書を楽しみます。
速読派なので、この時間だけでもかなりの量を読み進めることができます。
逆に席が空かないときは、それを「チャンス」と捉えることにしています。
身長152センチの私が吊り革を握ると、少し背伸びをしてぶら下がるような状態になります。
これが公園にある健康遊具のようで、ちょうど良いのです。
肩甲骨を鍛えるのに最適で、周りの皆さんはスマホに夢中ですから、私がこっそり体を鍛えていても気づかれることはありません。
昨日も、私の乗る車両の方々は一様にスマホに夢中でした。
熱心にゲームをされている方もいれば、立っているにもかかわらず片手で器用に操作する方も大勢いらっしゃいます。
ふと見渡すと、その車両でスマホを見ていなかったのは、
私と、手書きでメモを取っていたお坊さん、そして海外から来られた女性の3人だけでした。
その女性は20代から30代前半くらいでしょうか、綺麗な色の毛糸で編み物をされていました。
その姿はとても凛としていて、素敵でした。
着飾った周囲のどの若い女性よりも、私には彼女がキラキラ輝いて見えたのです。
日本人が皆スマホと睨めっこしている姿は、彼女の目にどう映っていたのでしょうか。
あるいは、周りのことなど気にならないほど、自分自身の確固たる世界観を持っている方だったのかもしれません。
異国から来た彼女の清々しい姿に、私はどこか救われたような気持ちになりました。
スマホは便利ですが、中毒性もあります。
画面を開けばすぐに刺激的な情報が飛び込んでくる、手軽に快楽を満たせる現代の必須アイテムです。
私自身、もうスマホなしでは生きていけないと感じることもあります。
しかし、スマホは人生の最期にまで必要なものではないでしょう。
これまで何度かSNSから離れる機会を作ってきましたし、これからも少しずつ距離を置きたいという願望はあります。
おそらく、暇を感じるとつい手に取ってしまうのが楽なのでしょう。
実際、ソロ活のひとり旅をしていても、スマホがあれば誰かと繋がっていられる安心感があり、心強さを感じてきました。
「暇ではない時間」や「夢中になれる時間」を意識するのは良いことですが、そればかりでも疲れてしまいます。
人にはホッとできる時間や、心の「余白」も大切です。
これまでの私の人生は、せかせかと忙しすぎて、効率やタイパ(タイムパフォーマンス)ばかりを重視してきました。
ゆっくりとした時間とは無縁だったからこそ、今こうしてじっくりと物事を考えることができるのだと思います。
改めて、スポーツ選手のように早期引退を決断した自分を褒めてあげたいと思います。
これからのセカンドステージは、あの凛とした女性のようなオーラを少しでも身にまとえるよう、一歩一歩、ゆっくりと歩んでいきたいものです。
多分、スマホばかり見ていると目だけではなく美容にも良くないですよね。
私は、背筋をピンと伸ばして窓の外の景色を眺めました。

