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佐久市から東京へ|新幹線通勤を選んだサラリーマンのリアル【65.66日目】

暑い。
朝、自転車で駅まで走って汗だく。
新幹線で東京に着いて、職場まで歩いてまた汗だく。
一日に二回、着替えたくなる季節がやってきた。

それでも、夜になると佐久は別世界だ。
エアコンなしで、窓を開けてすっきり眠れる。
標高700mの夜は、都心の熱帯夜とはまるで違う。
そういえば、佐久ではゴキブリを一度も見てことがないな!
寒冷地の、地味だけど確かな特権だと思う。

最近の暑さを見ていると、ふと考える。
これが当たり前になるのか。それとも、ここ数年がたまたま異常なのか。
でも、「ここ数年の異常」にしては、もう長すぎる。
たぶん、これが新しい当たり前なんだと思う。
そうすると、各地の名産も変わっていくんだろうか。
佐久でみかんの木が育つとか。ゆくゆくはバナナとか。
さすがにバナナは冗談としても、作物の適地が北へ、標高の高い方へ動いているのは冗談じゃなく現実らしい。長野でワイン用ブドウやシャインマスカットが伸びているのも、その流れの一つだと聞く。
子どもたちが大人になる頃、「佐久といえば◯◯」の中身は、今とは違うものになっているかもしれない。

キングコングの西野亮廣さんが、こんなことを言っていた。
AIに代替できないものは5つ。
①時間 ②土地 ③過程 ④癒着 ⑤思い出。
これを聞いて、うちの土地の草刈りを思い出した。
草刈りは、正直しんどい。汗だくになるし、刈ってもすぐ生えてくる。
でも、この5つに照らすと、草刈りってほぼ全部入りなのだ。
自分の時間を使って、自分の土地に向き合う。
刈って、耕して、育てるという過程があって、収穫したものを家族と食べれば、それは思い出になる。
AIには文章も書けるし、絵も描けるし、分析もできる。でも、うちの庭の草は刈れないし、その土地に合ったものを育てて、家族と食べる時間は作れない。

だから思う。
しんどいけど、土地を大切にしたい。
この気候に合った食物を育てたいな、と。
みかんはまだ早いだろうから、まずは寒暖差を活かせるものから。
佐久の新しい当たり前を、自分の土地で少しずつ試していくのも悪くない。
汗だくの通勤と、エアコンのいらない夜と、草刈りの続く週末。
そのどれもが、AIに代替できないものでできている。

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