【何も進んでいないと感じるあなたへ。】「停滞」はレベルアップの兆し?
こんにちは!
株式会社クリエットにて、こども向けプログラミングスクールの運営やIT講師、そして「筋トレエンジニア」として活動している片山颯斗(かたやま はやと)です。
早いもので、4月も残すところあとわずかとなりました。今日、改めてカレンダーを眺めていたら、明日と明後日が過ぎればもう5月。新生活や新しい環境に身を投じた皆さんも、この1ヶ月、全力で駆け抜けてきたのではないでしょうか。
そんな中、ふとした瞬間に「なんだか、最近足踏みしている気がする……」と感じることはありませんか?
「最初はあんなにワクワクしていたのに、最近は同じことの繰り返しに思える」 「頑張っているはずなのに、目に見える成果が出なくて焦ってしまう」
今日は、そんな「停滞感」を抱えているあなたに、少しだけ心が軽くなるようなお話をさせてください。実は、その停滞感こそが、あなたが素晴らしい成長を遂げている何よりの証拠なのです。
1. そもそも「停滞」とは何を指すのか?
私が考える「停滞」とは、決して能力が落ちている状態ではありません。それは「その場に留まっているような感覚」に近いものです。
身近な例で言えば、ダイエットが分かりやすいかもしれません。最初は順調に体重が落ちていたのに、ある時期からピタッと数値が変わらなくなる。トレーニングでも、ある重量までは順調に扱えるようになったのに、そこから先がなかなか伸びない。
努力の量は変わっていない、むしろ前より工夫しているはずなのに、景色が変わらない。そうなると、私たちはどうしても不安になります。
「このやり方で合っているのかな?」
「自分には才能がないのかもしれない」
そんなネガティブな思考に支配されそうになったとき、私はいつも「ドラゴンクエスト(ドラクエ)」のようなRPG(ロールプレイングゲーム)の世界を思い浮かべるようにしています。
2. ドラクエのレベル上げに学ぶ「成長のメカニズム」
なぜ、私たちは停滞を感じるのでしょうか?
その答えは、RPGのレベル上げの仕組みに隠されています。
序盤のレベル上げは、驚くほど速い
ゲームの序盤を思い出してみてください。スライムを数匹倒すだけで、すぐにレベルが上がります。「チャララチャッチャッチャーン!」というあの心地よいファンファーレが頻繁に鳴り響き、新しい呪文を覚え、目に見えて自分が強くなっていく。
これは現実世界でも同じです。新しいことを始めたばかりのときは、すべてが新鮮で、少しの努力が大きな「変化」として現れます。この「変化量」が大きい時期は、誰でもワクワクしますし、成長を実感しやすいのです。
中盤から後半、必要経験値は跳ね上がる
しかし、レベルが10、20、30と上がっていくにつれて、次のレベルに上がるために必要な「経験値」の量は、それまでとは比較にならないほど増えていきます。
序盤なら100の経験値でレベルアップできたのに、今は10,000、あるいは100,000の経験値が必要になる。当然、昨日と同じ努力をしていても、ファンファーレはなかなか鳴りません。
これが、私たちが感じている「停滞感」の正体です。
あなたは決して立ち止まっているわけではありません。
今のあなたのレベルが上がったからこそ、次のステージへ行くために、より多くの「経験」を蓄積している最中なのです。
3. 「経験値バー」が見えない不安をどう乗り越えるか
ゲームの世界が親切なのは、ステータス画面を開けば「次のレベルまであと○○」と、必要な経験値が可視化されていることです。
あと少し頑張ればいいと分かっていれば、人は努力を続けられます。しかし、現実の私たちの頭の上には、経験値バーもHPゲージも表示されていません。どれだけスライムを倒し続けても、あとどれくらいで自分がレベルアップできるのかが見えない。だからこそ、孤独で、不安になるのです。
ですが、ここで断言させてください。
あなたが今日積み上げた小さな一歩、淡々とこなしたルーティン、それらはすべて、目には見えなくても確実にあなたの「経験値」として蓄積されています。
停滞していると感じる今の状態は、言い換えれば「ステップアップした自分に慣れた状態」でもあります。
大きな変化を乗り越え、一つ上のステージに到達したからこそ、その景色が「当たり前」になった。それは、あなたがかつての自分よりも高い場所に立っていることの証明なのです。
4. 停滞期を彩る「サブクエスト」の楽しみ方
メインストーリー(目指すべき大きな目標)が進んでいないと感じるとき、私は「サブクエスト」に目を向けることをおすすめしています。
人生には、思いもよらないハプニングや、いつもの道から少し逸れたところに落ちているイベントがたくさんあります。
いつもは行かないようなカフェに入ってみる
普段は読まないジャンルの本を手に取ってみる
しばらく連絡を取っていなかった友人に会ってみる
これらは、メインの目標とは直接関係がないように見えるかもしれません。しかし、RPGでもサブクエストをクリアすると、貴重なアイテムが手に入ったり、意外なほど多くの経験値がもらえたりしますよね。
現実世界でも同じです。停滞期に「いつもと違うこと」に挑戦してみると、それがメインストーリーを動かすための「鍵」になったり、新しいアイデアの種になったりすることが多々あります。
「はぐれメタル」が現れる瞬間
面白いことに、淡々と努力を続けている中で、ふと「サブクエスト」に足を踏み入れた瞬間、爆発的な経験値をもたらす「はぐれメタル」のような出来事に遭遇することがあります。
それは、尊敬する人からの何気ない一言だったり、新しい出会いによってもたらされるチャンスだったりします。「あ、自分、レベルアップしたかも!」と確信できる瞬間は、意外にもこうした横道にそれた場所で用意されているものです。
停滞していると感じるときこそ、ガチガチに固まった視線を少しだけ外に向けてみてください。そこには、今のあなたに必要な「サブクエスト」が必ず用意されています。
5. 私自身も、今まさに「停滞」の中にいます
偉そうなことを言っている私ですが、実は私自身も、今この瞬間に強い「停滞感」を感じています。
例えば、私が配信しているSpotifyのポッドキャスト。今日で61回か62回目になりますが、正直に言えば、構成やBGM、話し方など、初期の頃から大きく変わっていない部分もたくさんあります。
「もっと工夫できるはずだ」「もっとクオリティを上げなければ」 そう自分を責める気持ちが湧いてくることもあります。
しかし、継続しているからこそ得られたものも確かにあります。マイクに向かって話すことへの抵抗感は完全になくなりましたし、編集を通して自分の声を聴き続けることで、自分の伝え方の癖も客観的に見られるようになりました。これらは、派手な変化ではありませんが、着実に積み上がった私の「経験値」です。
私は、自分自身を「筋トレエンジニア」と名乗っています。筋トレの世界では「継続こそが力」であり、筋肉が成長しないように見える「プラトー(停滞期)」をいかに淡々と過ごすかが、その後の飛躍を決めます。
プログラミングの学習も、ビジネスの運営も、すべては同じです。 「変わっていない」ように見えるポッドキャストの配信も、私にとっては次のレベルへ行くための大切な準備期間なのです。
6. あなたの「ファンファーレ」はもうすぐ鳴る
もし、あなたが今、暗いトンネルの中にいるような、あるいは出口の見えない霧の中にいるような感覚でいるのなら、こう考えてみてください。
「今、私は膨大な経験値を溜めている最中なんだ。もうすぐ、あのレベルアップのファンファーレが鳴るぞ」と。
レベルアップのタイミングは人それぞれです。他人と比べる必要はありません。大切なのは、スライムを倒し続ける(=目の前のやるべきことに淡々と取り組む)ことを辞めないことです。
停滞期を乗り越えるための3つのマインドセット
「慣れた自分」を褒める:今の環境や課題が「停滞」に感じられるのは、あなたがそのレベルをマスターした証拠です。まずはそこまで来た自分を認めてあげてください。
小さな変化を「サブクエスト」にする:行き詰まったら、あえて関係のないことをしてみましょう。新しいカフェに行く。新しい人に会う。その小さな一歩が、はぐれメタル級の経験値に化けるかもしれません。
「準備期間」だと割り切る:大きなジャンプの前には、必ず深く膝を曲げる予備動作が必要です。今の停滞は、高く跳ぶためのエネルギーを溜めている時間だと捉えてみてください。
最後に:一緒に、最高の一日にしていきましょう
4月が終わり、新緑の5月がやってきます。 環境の変化に少し疲れが出てくる時期かもしれませんが、焦らなくて大丈夫です。
あなたは、あなたが思っている以上に成長しています。
目に見えない経験値バーは、確実に満タンに近づいています。
「何をやっても変わらない」と嘆くのではなく、「次にレベルアップしたとき、どんな自分になっているだろう?」とワクワクしながら、今日という日を過ごしてみませんか。
私も、島根の地から、筋トレとITと、そしてこの発信を通じて、皆さんと一緒に成長し続けていきたいと思っています。
さあ、今日も目の前の「サブクエスト」を楽しんでいきましょう!
あなたにとって、今日という日が最高の一日になることを願っています。
それでは、またお会いしましょう!
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