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夢のような現実を生きた日

憧れの人に会いに行った。

ほんの2時間のパーティー。
そのために
何ヶ月も前からあれこれ考えて準備した。

当日は1時間も前に会場に着いて
そわそわしていた。

出会った人はみんな気持ちのいい人たちだった。

居心地がよかった。

社交的な人も、おとなしい人も、
緊張してる人も、くつろいでいる人も、
いろんな人がいて
みんな、きれいだった。

色とりどりの花を見ているみたいだった。

ひとりひとりが一輪の花。
それを丁寧に集めて花束にする。
その中心には憧れの人が
ひときわ大きな美しい花を咲かせている。

そんな空間だった。

私はそこにちゃんと存在していた。
人畜無害ですという顔で地味に座って
時折自分を照らしてくれる光に
アクの強い色彩をささやかに反射させていた。

・・・のか?



パーティーが始まり
憧れの人を目にした瞬間、
涙があふれ出しそうになった。

映画のクライマックスの
超感動シーンを観たときのように、
胸がふるえた。

このタイミングで、
しかもご本人の目の前で号泣するのは・・・と
必死でこらえた。

このとき私の中の滞りが
一気に流れたのかもしれない。

憧れの人は
私の知っているそのままの人だった。
寸分の狂いもなく、完全に一致していた。

この人には、少しも嘘がないんだな。
本やSNSの中で少しも盛らないし、
見栄も張らないし、
自分を大きく見せようともしない。
そのままの姿を世界に発信してるんだな。

画面の中から出てきたみたいに
その人は
私が知っている姿とぴったり同じだった。

姿形も、声も、所作も、話す言葉も、
すべてにおいて
ひとつも意外なところがなかった。

初対面なのにそんなこと、あるだろうか。

はじめての経験だった。

こんなにも飾らない人も
飾らないままでここまで美しい人も
はじめて見た。

あっという間に時間は過ぎた。

ずっと画面越しに知っていた人たちに
たくさん会えて
言葉を交わした。

周りをみれば、あちらにもこちらにも
(一方的ではあっても)
見知った方々がいらっしゃる。

本当にいる、目の前にいる、
そのことが妙に嬉しくて
じーっと見てしまった。

パーティーの後、
講座仲間のグループで少しお茶をした。

途中で、
この中で自分だけが
みなさんとひと回りも年齢が違うのでは?!と
ムダな焦りを覚えたが、
みなさんもやっぱり
画面を通して知っていたままのみなさんで
(そもそもあの講座の中で嘘をつくことは非常に難しいと思うけど、本当にみんな、自分の全てをさらけ出して全力で講座に取り組んでいたのだとわかって、また涙が出そうになった。)
仲間に入れてもらえることが嬉しかった。

自分は動画のアーカイブ受講だったし、と
勝手にオンライン受講のみなさんとの間に
境界線を引こうとしていたけれど、
誰もそんなことは気にも留めず
快く話をしてくれた。

とても満たされた気持ちで帰ってきた。

いつもイベントごとのあとには
甘いものが欲しくなってカフェに寄るのに、
この日は、もう何もいらない、と思えた。

甘いものなんて食べたら
この幸福感が薄れてしまう。

ほしかったのは、この感覚。
この満たされた感覚。

だからしっかりと感じよう。

またここに戻ってこられるように
自分の力で戻ってこられるように
からだに刻みつけよう。

パーティーを開いていただいたこと、
みなさんにお会いできたこと、
幸せな時間をすごせたこと、
すべてがありがたかった。

私の人生において
忘れがたい一日のひとつになった。

出会ってくれて
本当にありがとうございます。


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