好きな言葉・フレーズ vol.5 【キノキノ通信】担当:ユウジン
【キノキノ通信】

あつい。
あつすぎる。
日傘と汗拭きシートが手放せない日々ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今回のキノキノ通信はユウジンが担当です。
僕の担当回では『好きな言葉・フレーズ』を書いています。
それでは、いってみよー
『負けた負けた今日も負けだ 光ることば見つからない』
(虎 / ハンバートハンバート)
キノキノを組む前、僕はシンガーソングライターとして活動していました。
その頃は、生きているだけで作品が湧き出てくる(ように見えた)ミュージシャンや、作詞作曲や楽器の練習を「努力」ではなく「ライフワーク」として行える人を、とても羨ましく思っていました。
どれだけ考えても出てこないし、考えるのはしんどいし、形にするのはもっとしんどいし、楽器は弾くのをしょっちゅう忘れるし、寝る直前に「あぁ…今日弾いてないな…」と思い出すし、でもそのまま寝ちゃうし。
自分の音楽との生き方を他の人と比べたとき、「ミュージシャンの素養、無いのかもな」といつも考えていました。
そんな折、たまたまYouTubeかなにかでハンバートハンバートとこの曲に出会いました。
元々名前だけは知っていたハンバートハンバート。もっと早く聴いておけばよかった。
この歌詞は2番のサビにありますが、1番では『メロディひとつできやしない』と歌っています。
長いこと音楽で飯を食っているハンバートハンバートでもそんな気持ちになるんだと、どこか安心したのを覚えています。
加えて、そんなどうしようもない状況をこんな良い歌で表現したっていう点も、斬新でとても素敵だと思いました。
あのどこか気だるげな、とてもあたたかな歌声で歌われると、ずるいです。
そしてこの曲、サビ前には『人の胸に残るような そんな歌が作れたら』とあります。
この切実な、どこか使命めいた気持ちがあるからこそ、我々は動けるのです。
ま、曲の最後には『酒だ酒だ飲んでしまえ』と繋がるので、そこだけは倣いすぎないように気を付けます。
今回は以上です。
皆さんの人生に沢山の光ることばが見つかるよう、願っています。
次回は慧ぴよが担当です。お楽しみに!
