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Power Automate for desktopのフローから直接Power Appsのアプリを実行できるようになりました。

Power Automate for desktop(PAD) バージョン 2.68 で「Run Power App」アクションが追加され、PADのフローから直接Power Appsのアプリを実行できるようになりました。

※ 2026年5月時点ではプレビュー段階の機能です。今後仕様等が変更される可能性がありますので、その点はご注意ください。


「Run Power App」アクション

以下はアクション設定時のスクリーンショットです。

機能概要

本機能についてはPower Platform 2026 release wave 1 planですでに予告されており、こちらに詳細が書かれています。

Business value (ビジネス バリュー)

Organizations increasingly need richer dynamic input forms and responsive user interactions within attended automations. Today, desktop flows rely heavily on custom prompts or UI automation surfaces, which limits complexity, slows execution, and creates reliability risks. Enabling full Microsoft Power Apps experiences inside desktop flows delivers a major step forward in how users interact with attended robotic process automation (RPA). This feature reduces cost and complexity, eliminates brittle UI instrumentation, and provides a cohesive Power Platform–native form experience that can run locally during automation execution.

(以下はAIによる翻訳)
組織は、アテンド型オートメーションにおいて、よりリッチで動的な入力フォームと応答性の高いユーザーインタラクションをますます必要としています。現在、デスクトップ フローはカスタム プロンプトや UI オートメーションの操作に大きく依存していますが、これが複雑な要件への対応を制限し、実行速度を低下させ、信頼性に関するリスクを生み出しています。

デスクトップ フロー内で完全な Microsoft Power Apps エクスペリエンスを利用できるようにすることは、ユーザーがアテンド型ロボティック プロセス オートメーション(RPA)とやり取りする方法に大きな進歩をもたらします。この機能は、コストと複雑さを削減し、不安定な UI 操作の設定を排除するとともに、オートメーションの実行中にローカルで実行できる、統一された Power Platform ネイティブのフォーム エクスペリエンスを提供します。

Build better forms with integrated Power Apps」より

Feature details (機能の詳細)

With Integrated Power Apps, makers can now:

・Invoke apps directly from a desktop flow: When the action runs, the app opens on the user’s PC and provides a modern, fully customizable UI.
・Pass inputs from the desktop flow into the app: Prefill context, state, or values into the form to guide the user’s task.
・Capture outputs from the app back into the flow: Use user‑entered form data to drive downstream automation logic.
・Trigger sub-flows from app events: Button clicks or other in‑app events can execute sub-flows, enabling event‑driven automation patterns rather than strict linear flows.
・Avoid UI automation entirely: The integration uses Power Platform plumbing rather than selectors or screen scraping, making it more reliable, more performant, and more resilient to application UI changes.

This feature enables the following scenarios:

・Multi‑step, dynamic guided forms for attended automation.
・Modern Power Apps experiences replace legacy custom forms.
・Event‑driven attended automation where user actions in the app dictate which sub-flows run.
・Bridge data from legacy systems to modern cloud apps.

(以下はAIによる翻訳)
統合された Power Apps を使用することで、作成者は以下のことが可能になります:

・デスクトップ フローから直接アプリを呼び出す: アクションが実行されると、ユーザーの PC 上でアプリが開き、モダンで完全にカスタマイズ可能な UI が提供されます。
・デスクトップ フローからアプリに入力を渡す: コンテキスト、状態、または値をフォームに事前入力して、ユーザーのタスクをガイドします。
・アプリからの出力をフローに取り込む: ユーザーが入力したフォーム データを使用して、後続のオートメーション ロジックを駆動します。
・アプリのイベントからサブフローをトリガーする: ボタンのクリックやその他のアプリ内イベントによってサブフローを実行でき、厳格な直線的フローではなく、イベント駆動型のオートメーション パターンを実現します。
・UI オートメーションを完全に回避する: この統合では、セレクターや画面スクレイピングではなく Power Platform の基盤を使用するため、より高い信頼性とパフォーマンスを実現し、アプリケーションの UI 変更に対する耐性が向上します。

この機能により、以下のシナリオが実現可能になります:

・アテンド型オートメーション向けの、マルチステップで動的なガイド付きフォーム。
・従来のカスタム フォームを置き換える、モダンな Power Apps エクスペリエンス。
・アプリ内でのユーザー アクションによって、どのサブフローを実行するかを決定するイベント駆動型のアテンド型オートメーション。
・レガシー システムから最新のクラウド アプリへのデータの橋渡し。

Build better forms with integrated Power Apps」より

単にPADのフローからPower Appsアプリを表示するだけではなく、サブフローの実行やデータ連携が行えるというわけですね!✨
さっそく試してみました。

動作確認用PADフロー&Power Appsアプリ

今回は動作確認を目的としているため、実行する処理は下記の通り簡潔な内容にしています。

  1. Power Appsアプリから、ローカルにあるテキストファイルのパスをフローに渡す。

  2. PADで1.のテキストファイルの内容を読み込み、Power Appsアプリに渡す。

  3. Power Appsアプリで受け取ったテキストファイルの内容を表示する。

まずはフローの準備を行います。
サブフロー「ReadBodyText」を追加し、Power Appsアプリからテキストファイルのパスを受け取るための入力変数「TextFilePath」と読み込んだテキストファイルの内容を格納する出力変数「MailBody」を追加します。

サブフロー(ReadBodyText)に「ファイルからテキストを読み取る」アクションを追加し、ファイル パスオプションの値を「%TextFilePath%」、生成された変数を「MailBody」とします。

メインのフローに「Run Power App」アクションを追加します。
既存のPower Appsアプリを選択することもできますが、今回は「新しいアプリの作成」を選択します。

ブラウザーが実行されるので、「Designer を開く」ボタンをクリックします。

Power Apps Designer(Power Apps Studio)画面が表示され、Power Appsアプリを作成できるようになります。

テキストファイルの内容を表示するためのテキスト入力「TextInput1」とフローを実行するためのボタン「Button1」を配置し、TextInput1には変数「locText」の値が表示されるようにしておきます。

「設定」から分かりやすい名前を付けてアプリを保存します。

アプリ保存後、一度デザイナー画面を閉じます。
PADの「Run Power App」アクションの編集画面に戻り、「最新の状態に更新」ボタンをクリックします。

作成したPower Appsアプリを選択します。

「アプリを開く」ボタンをクリックし、再びPower Appsアプリの編集画面を開きます。

Button1のOnSelectの式を下記のように設定します。
この式は、locText変数の値をテキストファイルのパス「C:\Test\Text\MailBody.txt」を引数(TextFilePath)としてPADのサブフロー(ReadBodyText)を実行し、結果として出力されたMailBodyの値に更新する、といった内容を示しています。

UpdateContext({locText:PowerAutomateDesktop.ReadBodyText("C:\Test\Text\MailBody.txt").MailBody})

アプリ保存・公開した後はデザイナー画面を閉じて構いません。

再びPADの「Run Power App」アクションの編集画面に戻り、「保存」ボタンをクリックします。

フローを実行すると、PAD上でPower Appsアプリが実行され、意図した通りにテキストファイルの内容がアプリ上に読み込まれることが確認できます。

実行画面

クラウドフローを介さず、PADから直接Power Appsアプリと連携可能になったことで、双方の活用の幅が大きく広がったと感じています。
特に、ローカル環境でしか動作しないレガシーシステムとの連携において、その真価を発揮するのではないでしょうか。
興味がある方は是非お試しください!

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