「あって当たり前」が、一番ありがたい。
私たちの暮らしの中には、「あって当たり前」と思っているものがたくさんあります。
電気や水道、スマートフォンなど
あと、私が何気にふと思い浮かんだのが
一つあった。
それは、ティッシュです。
普段は意識することがほとんどありません。
でも、よく考えてみると、私たちの毎日に一番近くで寄り添ってくれている存在なのかもしれません。
口元が汚れたとき。
飲み物をこぼしたとき。
テーブルや床を拭きたいとき。
何かを包みたいとき。
そして、涙を流したとき。
どんな場面でも、私たちは自然とティッシュに手を伸ばしています。
私には、よくあることがあります。
目薬をさす前にティッシュを準備しておけばいいのに、そのまま目薬をさしてしまうこと。
目からあふれた液を拭こうとして、
「ティッシュ!ティッシュ!」
と慌てて探してしまうんです。
きっと同じ経験をした人もいるのではないでしょうか。
街で配られているチラシは、興味がなければ受け取りません。
でも、ポケットティッシュなら、つい手が伸びてしまうことがあります。
「今すぐ必要ではない。」
それでも受け取るのは、「持っていると安心」だからです。
それほどティッシュは、私たちの生活に自然に溶け込んでいます。
風邪や花粉症の季節はもちろん、急なくしゃみ、うっかり飲み物をこぼしたとき、手が汚れたとき。
「そこにある」というだけで安心できる。
まさに、「あって当たり前」の存在です。
◯進化し続ける身近な存在
今のボックスティッシュは、とてもコンパクトですよね。
でも昔は、今より箱が大きく、厚みもありました。
買い物で5箱パックを持ち帰るときも、今より大変だったと思います。
時代とともに製造技術が進歩し、紙をふんわり重ねながらコンパクトに収納できるようになりました。
最近では、紙箱を使わないソフトパックも増えています。
ゴミを減らせたり、置く場所を取らなかったり。
暮らしの変化に合わせて、ティッシュも進化しているんですね。
そして、特に大きく変わったと感じるのは肌触りです。
子どもの頃、風邪をひいて何度も鼻をかんでいると、鼻の下が赤くなってヒリヒリしたことがありました。
昔のティッシュは、今ほど柔らかくありませんでした。
でも今は、普通のティッシュでも驚くほどなめらかです。
さらに保湿タイプは、肌への負担を減らし、優しく包み込んでくれます。
ただ拭くだけのものから、「肌をいたわる存在」へ。
ティッシュは、時代とともに進化してきました。
◯夏休みの夜、忘れられない思い出
子どもの頃、夏休みに田舎の親戚の家へ泊まりに行くことがありました。
楽しい思い出がたくさんある中で、一つだけ苦手なことがありました。
それは、夜にトイレへ行くことです。
トイレは母屋とは別の離れにあり、暗い夜道を一人で歩いて行かなければなりませんでした。
子どもだった私には、それが本当に怖くて、泣きそうになりながら向かったことを今でも覚えています。
そして、その頃使っていたのは、今のようなトイレットペーパーではありませんでした。
正方形の茶色や真っ白な紙を何枚か取り、手で揉んで柔らかくしてから使っていました。
そのままだと硬くて、痛かったからです。
今では想像しにくい話かもしれません。
でも、そんな時代を経験したからこそ、紙製品の進化は本当にすごいと感じます。
便利な暮らしは、最初から当たり前にあったものではなく、たくさんの工夫や努力の積み重ねで作られてきたものなんですね。
◯いつも、困ったときにそばにいる
私たちがティッシュを必要とする瞬間は、困っているときが多い気がします。
涙を流したとき。
風邪をひいたとき。
何かをこぼしてしまったとき。
慌てているとき。
そんな瞬間も、ティッシュは何も言わずに受け止めてくれます。
涙も。
鼻水も。
汚れも。
ただ静かに、その役割を果たしてくれる。
普段はリビングのテーブルや寝室、バッグの中で目立つことなく存在しています。
でも必要になった瞬間、必ず助けてくれる。
主役ではないけれど、いつも味方でいてくれる存在です。
だから私たちは、気づかないうちに安心をもらっているのかもしれません。
◯感謝を込めて、一枚を大切に
ティッシュは、使ったら捨ててしまうものです。
だからこそ、普段そのありがたさを考えることは少ないかもしれません。
でも、毎日の暮らしを支え、困った瞬間にそっと助けてくれています。
だから私は、これから一枚一枚をもっと大切に使いたいと思います。
必要以上に使わないことは、家計にもやさしく、限りある資源を大切にすることにもつながります。
小さな心がけかもしれません。
でも、その積み重ねが環境への思いやりになるはずです。
「あって当たり前」。
でも、本当は決して当たり前ではありません。
誰かの工夫や努力によって生まれ、毎日の暮らしを静かに支えてくれているものです。
今日も何気なく一枚引き出す、その瞬間。
少しだけ感謝の気持ちを込めて、大切に使っていきたい。
そんなことを、この身近な一枚が教えてくれました。
