祈り、私と仕事。

昨日私のクライアントのご家族から、
泣きながら電話が入った。


対人援助の仕事なので、患者、クライアント、
相談者、要援助者、いろんな視点で見てもらって構わないと思う。

ご家族(ご主人)は電話越しに重ねた。


「うみさん、どうにか助けてほしい。
 家内が生きる気力を失って、治療をやめると言っている。
 治療をやめたら、家内は長く持たないと主治医に言われているんだ。


 家族の言葉も、家内には届かない。
 うみさんから、言葉を発そうとしない家内に、問題は解決すること、大丈夫だと安心させてやってほしい」と。

(※延命治療ではありません)


高齢のご主人は咽び泣いていた。
わがまま言って申し訳ないと何度も。

ただ私も、感情論で仕事はできない。


だけど、ご主人の言うとおり、
ちゃんと将来に見える光はあるのだ。
点のような光ではなく、きっとつかめる光が。
ご主人には、専門家も交えて助言を行い、奥様の道筋は見えていた。
ただご主人の放つ言葉が、奥様には届かない。
病気とは関係のない視点で、奥様は絶望しているのだ。



ご主人の希望どおり、電話越しに、応答のない相手(奥様)に言葉を重ねた。
家族以外の言葉が届くことは往々にしてある。



届きますように、
力になりますように。
ご家族の気持ちも、いつか届きますように。
いつか届くまで、どうか生きてほしい。
そう祈りながら。


それが周囲のエゴかもしれないと知っていても、
その気持ちを持ちながら、自分の専門分野にあたる。


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私ができる仕事は、本当にわずかなことしかない。
青臭いと言われても、100%は救えなくても、できるだけ本人が本来沿う形に近づけるお手伝いができたらと思う。


そう思って今日も仕事に向かう。
ちゃんと力を注げるように、
自分をちゃんと甘やかしながら、笑顔で。