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状況が問題なのではなく状態が問題


「状況が問題なのではなく、状態が問題なのです」
という言葉があります。

初めて聞いた時は、少し不思議な言葉だなと思いました。

だって私たちは何か困ったことが起きると、
「この状況が悪いから苦しいんだ」
と思うからです。

人間関係がうまくいかない。
仕事で悩んでいる。
お金の不安がある。
体調が優れない。

そんな時は、どうしても目の前の状況ばかりに意識が向いてしまいます。
でも、この言葉は、
「本当に見つめるべきなのは、状況ではなく、その状況の中にいる自分の状態ですよ」
と教えてくれているのだなとわかるようになりました。

まず、状況と状態は違うということ。
状況とは、外側で起きている出来事です。
雨が降っている。
仕事が忙しい。
相手から連絡が来ない。
これはすべて状況です。

一方で状態とは、
その出来事を見ている自分の内側です。

心に余裕があるのか。
焦っているのか。
不安なのか。
安心しているのか。

同じ雨の日でも、
「雨の音が心地いいな」
と思う日もあれば、
「なんで今日に限って雨なの」
と思う日もあります。

雨は変わっていません。
変わっているのは、自分の状態です。

実は私たちは、
状況に苦しんでいるようで、
状態に苦しんでいることが少なくありません。

だからよく、
「まずは深呼吸しましょう」
「少し休みましょう」
「自然を眺めましょう」
「温かいお茶を飲みましょう」
「温泉に入りましょう」
と言われます。

でも、ここで私達は、たいがい、
「そんなことしている場合じゃない。」
「問題を解決しなきゃいけないのに。」
「それって現実逃避じゃないの?」
って思うと思うんです。
特に、状況が苦しい時ほど、
早く何とかしなければと焦ります。
私もずっとそうもがいていました。
でも、例えば、泥水の中に眼鏡を落としたときに、泥をかき回せばかき回すほどさらに水は濁って、メガネは見えなくなります。
その時に必要なのは、必死に手を入れてもっと激しく探すことではなくて、まず泥が沈むのを待つことです。
泥が沈めば、そこにある眼鏡が見えるようになります。

心もこれと同じだと思うんです。
焦りや不安でいっぱいの時は、
視野が狭くなります。
解決策が見えなくなります。
本当は見えているはずの助けやチャンスにも気づけなくなります。

だから、
深呼吸する。
少し休む。
温泉に入る
温かいお茶を飲む。
好きな人と話す。
こんなことをする。
これは問題から逃げているのではなくて、心の泥を沈めていることになると思います。

状態を整えることは、
現実逃避ではありません。

問題に飲み込まれない自分を取り戻すことです。

そして不思議なことに、状態が整うと、状況は変わっていないのに見える景色が変わり始めます。

「あの人にも事情があったのかもしれない。」

「まずはここから始めてみよう。」

「意外と大丈夫かもしれない。」

そんなふうに、次の一歩が見えてくることがあります。

だからこそ、人生を変えるために大切なのは、状況を変えることよりも先に、まず、状態を整えることだと思うのです。

何が起きたかよりも、その時の自分がどんな状態で立っているか。

そこに目を向けることができた時、人生は静かに動き始めるのかもしれません。

問題を解決する前に状態を整える。
大変な状況であればあるほど、
そんなことしてる場合じゃないという思考が必ず働きます。でもそこで、思い切って、状況は無視して、心の状態を整えることをしてみてください。

それは回り道ではなく、
本当は一番の近道なのだと思います。
是非試してみてください。

今日も読んでくださってありがとうございます💕

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