気づくことは、人生を築くこと
「気づく」と「築く」。
漢字は違いますが、どちらも同じ「きづく」と読みます。
私は、この二つの言葉には、人生の仕組みが表れているように感じています。
私たちは、目の前にあるものを、すべて見ているわけではありません。
毎日通る道に花が咲いていても、心に余裕がなければ気づかない。
誰かがいつも助けてくれていても、それを当たり前だと思っていれば気づかない。
身体が疲れていても、「まだ頑張れる」と自分に言い聞かせていれば、疲れに気づかない。
本当は悲しいのに、怒っていることにしてしまえば、自分の本当の気持ちにも気づけません。
目に入っていることと、気づいていることは、同じではないのです。
気づくとはどういつことなのかなと考えた時、
気づくとは、今までなかったものが突然現れることではなく、
ずっとそこにあったものが、見えるようになることなのではないかと思うんです。
だから気づきは、外の世界を変えるというよりも、まず自分の見方を変えます。
「私は大切にされていない」と思っていた人が、誰かの小さな優しさに気づく。
「私は何もできていない」と思っていた人が、ここまで続けてきた自分の頑張りに気づく。
「相手が悪い」と思っていた人が、自分も本音を伝えていなかったことに気づく。
出来事そのものは、まだ何も変わっていません。
けれど、見え方が変わった瞬間に、そこから選べることが変わります。
感謝することもできる。
休むこともできる。
自分の気持ちを伝えることもできる。
今までとは違う関わり方を選ぶこともできる。
人生は選択の積み重ねだと言われます。
けれど、選択肢は最初からすべて見えているわけではありません。
気づくことによって、今まで見えなかった選択肢が、初めて見えることがあります。
だから気づきは、人生を一瞬で変える魔法ではありません。
けれど、人生の向きを変える入口にはなるんじゃないかと思っています。
ただし、気づきには少し勇気も必要です。
自分の弱さに気づくこと。
間違いに気づくこと。
本当は無理をしていたと認めること。
本当は寂しかったと認めること。
気づくことは、時に痛みを伴います。
だから人は、見ないようにしたり、誰かのせいにしたり、忙しさの中へ逃げたりすることもあります。
けれど、見ないようにしている間は、同じ考え方、同じ反応、同じ苦しさを繰り返してしまいます。
気づいた瞬間に、ようやくその繰り返しから外れる可能性が生まれます。
そして、もう一つ大切なのは、気づいた自分を責めないことです。
「またこんなことをしていた」
「どうして今まで分からなかったんだろう」
そう責めてしまうと、気づきは新しい苦しさに変わってしまいます。
本当の気づきとは、自分を裁くことではなく、
「私は、こう感じていたんだね」
「今まで、この考え方で自分を守ってきたんだね」
と、自分を理解することでもあると思うのです。
気づくために必要なのは、ただ周りをよく見ることだけではありません。
少し立ち止まること。
決めつけずに観ること。
自分の心に問いかけること。
そして、見えてきたものを、すぐに否定しないこと。
そうして生まれた一つの気づきが、考え方を変えます。
考え方が変われば、言葉が変わる。
言葉が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、積み重なる毎日が変わっていく。
その毎日の積み重ねが、やがて人生になっていきます。
だからこそ、
気づくことは、人生を築くこと。
そう感じています。
人生は、何か大きなことを成し遂げた時だけ築かれるのではありません。
今まで見過ごしていた小さなことに気づき、
そこから、昨日とは少し違う選び方をする。
その一つひとつが、未来の自分を静かに築いているのかも知れません。
今日も、読んでくださってありがとうございます。
#心の動き
#本当の自分
#言葉の力
#日々の気
#人生を変える
#幸せのヒント
#連続投稿
#116day
#優しさと勇気を与える投稿
